イー・ロジット、gf.P(旧オットージャパン)のノースモール事業(旧Otto)を買収

イー・ロジットは旧オットージャパンのBtoC事業(旧「Otto」)を買収する。イー・ロジットがBtoCの通販・EC事業に乗り出すのは今回が初めてとなる

松原 沙甫[執筆]

1月28日 7:30

EC向けの物流代行やコンサルティング事業を手がけるイー・ロジットは、gf.P(旧ノース・モール)から、レディースファッションを中心としたアパレル・雑貨などのカタログ・通販サイトを運営する「ノースモール(旧Otto)事業」を買収する。

イー・ロジットがgf.Pから事業を買収する「ノースモール」(画像は「ノースモール」ECサイトから編集部がキャプチャ)
イー・ロジットがgf.Pから事業を買収する「ノースモール」(画像は「ノースモール」ECサイトから編集部がキャプチャ)

2月1日にgf.Pからノースモール事業を譲り受ける予定。3PL事業を中心としたBtoB事業を展開しているイー・ロジットが、BtoC領域のECサイトを自社で展開するのは今回が初めて。

カタログ通販、ECといった消費者に直接アプローチできるチャネルを有する「ノースモール事業」と、イー・ロジットが培ってきたフルフィルメントサービス、EC関連コンサルティング事業とのシナジーによって、付加価値の高いサービスの創出をめざす。

イー・ロジットはノースモール事業の買収後、カタログ通販を含め、既存の「ノースモール」のサービスを継続運営する方針。新たなサービスの開発に着手、取り扱い商品のバリエーション拡大、商品開発を強化し、事業展開を進める。イー・ロジット全体のEC事業の成長を加速させ、次年度(2026年3月期)の業績への寄与につなげる。

「ノースモール」は以前、「Otto(オットー)」の名称で展開していた。リニューアルを機に「ノースモール」に刷新。雑貨、インテリア、ファッション、化粧品、食品やスイーツなど幅広い商品を取り扱っている。

gf.Pの沿革

gf.Pはジーエフホールディングスの100%子会社。アパレル、ファッショングッズ、ライフスタイル雑貨などの通信販売事業を展開している。

gf.Pは1986年9月、住商オットーメールオーダーとして設立。1993年12月には米EDDIE BAUERとの合弁でエディー・バウアー・ジャパンを設立。2007年12月、商号をオットージャパンに、2020年8月にはノース・モールへ変更した。さらに2022年12月、商号をgf.Pに変更した。

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