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2つのメルマガを使い分ける
メルマガには「テキストメール」と「HTMLメール」(画像メール)の2通りがあります。「何となく良く見える」という理由で「HTMLメールの方が効果がある」と思っている方も多いのでは? 用途や商品の特性を考えて、2つのメルマガを使い分けましょう。
テキストメールの特徴
まず、テキストメールは、特定の商品をしっかりと紹介することや読み物(コラムや商品のエピソードなど)に向いています。また、メルマガ作成には執筆の手間しかかからないので「人気の商品、再入荷しました!」など、新鮮な情報を思い立ったときすぐに配信できるのも魅力。ただ、メルマガ内の掲載商品数が多い場合は不向きです。商品名とURLが羅列されていても、どんな商品か想像しにくいですよね。商品を見るためには1つ1つクリックしないといけません。ほとんどの人は飛ばし読みしてしまいます。
HTMLメールの特徴
一方、HTMLメールの場合は、テキストとイメージ画像で構成できるので、たくさんの商品画像を並べて見せたいときなどに役立ちます。読み手側からすると、URL先をいちいち確認する必要がなく、どんな商品なのかがすぐにイメージできます。例えば、ファッションや雑貨、家電など、掲載する商品が多い店や、イベントなどで見せたい商品が多い場合に最適。
開封率が計測できる(コツ38)のも魅力ですね。
「絵はがき」のようなメルマガを出す
ここでは、よりHTMLメールの特性を生かせる方法をご紹介します。
漫画に出てきたくまがいさんは、まずたくさんの文字が羅列されているテキストメールは、気疲れして目を通す前に削除してしまいました。ですが、その次に来たメルマガには心を引かれています。どんなメルマガだったか、もう一度見てみましょう。
メルマガを見たくまがいさんは思わずほっこりしています。
見応えのある写真を大きく掲載した「絵はがき」的なメルマガは、普通のメールと比べて圧倒的に目を引き、しかも好印象を与えます。ゴミ箱直行のメルマガとは大違いですね。
メルマガは「読者との関係を親密にできる」追客ツールですから、ときどきこのようなメールを混ぜることをおすすめします。
ほかに、季節感を伝える例としては、アウトドア用品店なら「四季を感じる山の写真」。花屋さんであれば、「季節の花をそのまま載せる」だけで効果的でしょう。自分で撮った写真でなくても、夏に浴衣を販売開始する際の「打ち上げ花火の写真」。ユーザーは「自分が花火大会で浴衣を着ているシーン」を連想します。
いずれもカレンダーに使われるような、大きくて美しい写真をイメージしてください。
さらに、季節感だけでなく、新鮮さや本物感の演出にも使えます。例えば海産物を扱う店なら、「活気のある市場や、水揚げ風景の写真」。いかにも「市場に行って買い物している」ような印象になります。自分の店ではどんな写真が使えるか、考えてみてください。
ちなみに、こういった写真を使ったアピールは、ブログやSNSでも有効ですし、同封チラシや店舗ページにも使えます。メルマガのネタと同じように、「使えそうな写真」「参考になる写真」を日ごろからためておくことをおすすめします。
こんにちは、著者の川村トモエです。
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