アリナミン製薬が「茶のしずく」石鹸の悠香ホールディングスを買収
悠香HDの中核子会社である悠香は2003年創業の化粧品通販企業。「茶のしずく」石鹸がヒットし、売上高は2008年に100億円、2009年に200億円、2010年に300億円と急拡大した
アリナミン製薬は11月1日付で、お茶石鹸の通販を手がける悠香などを傘下に抱える悠香ホールディングスの全株式を取得した。
悠香HDの中核子会社である悠香は2003年創業の化粧品通販企業。「茶のしずく」石鹸がヒットし、売上高は2008年に100億円、2009年に200億円、2010年に300億円と急拡大した。
しかし、「茶のしずく」石鹸を使用したユーザーがアレルギー症例を起こしたとされる事例が多発し、自主回収や集団訴訟に発展。旧「茶のしずく」石鹸(2010年12月7日までに販売していた石鹸)を使用したことに起因し、2012年に全国の裁判所に提起された訴訟(全28か所)は、すべて和解したとしている。
悠香HDは現在、鹿児島県産の無農薬有機栽培茶葉エキスを配合し「茶のしずく」ブランドを冠する「薬用 悠香の石鹸」など、さまざまなスキンケア製品を、グループ会社を通じて販売している。
アリナミン製薬は一般用医薬品を中心にヘルスケア事業を長きにわたって展開しており、悠香HDの通信販売ノウハウを活用することで、通販事業の拡大・強化を見込む。
また、一般用医薬品と親和性が高い「スキンケア」領域への参入を実現することで、多様化するコンシューマーヘルスケアニーズに対応するとしている。
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