石居 岳 2022/5/24 9:00

メルカリの100%子会社であるメルロジは、「メルカリ」で取引が成立した商品の集荷・梱包・発送をヤマト運輸が担う「集荷梱包サービス」の実証実験を東京都内一部エリア(江東区亀戸、江東区豊洲、杉並区高円寺南、杉並区高円寺北)で実施する。

160サイズ(所定の3辺サイズ以内)までの商品に対し、ヤマト運輸が集荷・梱包・発送を担う。期間は5月23日から6月30日まで、

実証実験期間中、対象エリア在住の出品者が取引成立後に「メルカリ」アプリ上で「梱包依頼」を選択すると、ヤマト運輸のドライバーが出品者の自宅に出向き、出品物を預かり梱包を代行。出品者は自宅で待つだけで梱包・発送作業が完了する。

メルロジは、「メルカリ」で取引が成立した商品の集荷・梱包・発送をヤマト運輸が担う「集荷梱包サービス」をスタート
「集荷梱包サービス」の利用方法

今回の実証実験では、160サイズまでの小型から中型商品を対象に、梱包費用一律500円(送料別・税込)で梱包代行に対応する。実証実験を通じ、顧客が出品のハードルと感じていた梱包・発送の手間を解消。「メルカリ」の利用促進と出品体験の向上を検証、実証実験の結果を踏まえ展開地域の拡大を検討していく。

メルカリが実施したアンケート調査によると、「メルカリ」への出品意向はあるものの出品未経験の顧客は3610万人にのぼる。「出品しない理由」は「梱包・発送作業が大変そうだから」が最も多い。

このような出品に関する顧客の声に対応し、メルカリはこれまでパートナー企業と連携し、さまざまな発送・集荷の効率化施策に取り組んできた。2020年2月には、ヤマトホームコンビニエンスと共同で、450サイズ(所定の3辺サイズ以内)までの中型から大型商品について、出品者の自宅にドライバーが出向き梱包・発送作業を代行する「梱包・発送たのメル便」を実施スタート。「集荷依頼をするだけで、集荷・梱包・搬出すべてをプロにおまかせできる」と好評という。

梱包代行へのニーズの高まりを受け、メルロジはヤマト運輸と連携。東京都内一部エリアで集荷梱包サービスの実証実験を実施することを決めた。

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