佐川急便が置き配「指定場所配送サービス」開始。玄関前などを指定可能

佐川急便は玄関前や車庫内など、荷物を受け取る人が希望した場所に届ける置き配「指定場所配送サービス」をスタートした。宅配ボックス、宅配ロッカー、コンビニ受け取りといった従来の受け取り方法に加え、コロナの影響による非対面受取などユーザーのニーズに合わせた受け取り方を提案してきたが、今回新たな受け取り方法としてサービスを開始した。

石居 岳

2020年5月18日 10:00

佐川急便は5月18日から、「指定場所配送サービス」を開始する。

佐川急便はこれまで、コンビニエンスストアでの荷物の受け取りや、宅配ロッカーの活用、配達日時を指定するサービスなど、ユーザーの行動に合わせた受け取り方を提案してきた。

今回、荷物を受け取る人が希望する場所に届けする「指定場所配送サービス」を新たな受け取り方法として開始、さまざまな受け取り方法を提供する。

「指定場所配送サービス」は、個別契約を結んでいる荷主から出荷される荷物が対象となる。配達時に、受取人が指定する玄関先や車庫内などの場所に荷物を届ける。指定場所に荷物を届けた際、佐川急便のセールスドライバーが配達状態を撮影する。

配達対象となるのは「飛脚宅配便」「飛脚航空便」「飛脚ジャストタイム便」。これらの配送に対して、時間帯指定サービス・指定日配達サービスの併用が可能となる。

配送キャリアでは、日本郵便がすでに、あらかじめ届け先から指定された場所(玄関前、置き配バッグ、宅配ボックス、車庫、物置など)に非対面で荷物などを届ける置き配サービスを実施している。対象となるサービスは、郵便受け箱または差し入れ口に入らない「ゆうメール」「ゆうパケット」「郵便物」のほか、「ゆうパック」「国際郵便物」。

ヤマト運輸は、受取人がインターホンなどで希望場所をセールスドライバーに伝えれば、玄関前などに荷物を置く非対面受け渡しを実施している。受取人から希望があった旨をセールスドライバーが配達票に記載することで、受領印に代えている。なお、電話などの依頼による不在中の配送は受け付けつけていない。

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