TikTok Japanが2月3日に発表した「TikTok Shop(ティックトックショップ)」に関するデータによると、流通総額の約70%が動画などのコンテンツを起点とした購入だった。「TikTok Shop」に登録しているアクティブセラー数は5万店以上。国内で「TikTok Shop」が始まった2025年6月と比較すると約3倍に拡大している。
調査期間は2025年6月30日〜2025年12月末。
コンテンツ起点の購買行動が拡大
2025年6月30日の国内での「TikTok Shop」の開始以来、美容、ファッション、食品・飲料、生活用品、地域特産品など、さまざまなジャンルのセラー企業が「TikTok Shop」に参画。2025年6月30日から2025年12月末の期間において、「TikTok Shop」での全体流通総額の約70%が、コンテンツを起点とした購入によるものだった。
TikTok Japanは「ユーザーがコンテンツ、LIVE配信などをきっかけに商品と出会い、購入に至った結果であり、コンテンツが企業にとって重要な価値を持つことを示している。中小事業のセラー企業にとってはショート動画やLIVE配信が効率的かつコスト効果の高いプロモーション手段となり、大手ブランドにとってはユーザーへのリーチを拡大し、よりターゲットを絞った効果的なブランド施策を実現する手段となっている」と解説している。
2025年12月末における登録セラー企業数は約5万店。「TikTok Shop」クリエイターは約20万人に拡大した。サービス開始後の半年間で「TikTok Shop」で商品を購入した利用者数は20倍以上に増加した。
顧客基盤は18歳から34歳のユーザーと35歳以上のユーザーが、それぞれ全体の約半数を占めており、複数の世代がプラットフォームの中核となる購買層を形成している。
TikTok Japanは「セラー企業、クリエイター、そして幅広い世代のユーザーが偶然に出会い、商品を発見し、購入につながる『ディスカバリーEコマース』を体現する場へと成長した」と説明している。
セラーの成功実績
TikTok Japanは2月3日、日本での提供開始から半年の経過を記念し、「TikTok Shop」で活躍するセラーを招いたイベントを開催。「TikTok Shop」で成長を遂げる3社のセラー企業が取り組みや成功事例を説明した。
王子製薬
ホームケアやパーソナルケア商品を展開する王子製薬は、1回あたり4〜6時間のLIVE配信をほぼ毎日実施し、コミュニティを育成。新規視聴者の流入、常連化、購買へとつながる好循環が生まれたという。
オカラテクノロジズ
おからのお菓子を提供するオカラテクノロジズは、2025年開催の「TikTokトレンド大賞2025」でヒットアイテム部門賞を受賞。おから廃棄から商品開発までの過程を描いた動画の総再生回数は約1400万回を突破したという。開発した商品の注文増加につながった。
「KATE」
花王のメイクアップブランド「KATE」は、広告とLIVE配信を組み合わせて展開し、ブランドへの理解と共感を醸成。参入前と比較してフォロワー数は約200%増加したという。
イベントでは、2026年3月に第一弾の実施を予定しているプロジェクト「TikTok Shop Local(ティックトックショップ ローカル)」を発表した。「TikTok Shop Local」は、地域の特産品や中小事業者の商品などを全国へ届け、地域の魅力発信や地域経済の活性化に寄与することをめざすプロジェクト。
- この記事のキーワード