松原 沙甫[執筆] 7/12 7:00

SGホールディングスグループの佐川急便が「置き配」を本格展開する。9月2日から、配達荷物の受け取り方法として「置き配」を選択できるサービスを始める。対象は、登録無料の会員制Webサービス「スマートクラブ」会員、LINE公式アカウントを通じて依頼してきた荷物など。「スマートクラブ」の会員数は2024年5月末時点で約1600万人。

佐川急便の「置き配」は現在、個別契約を結んでいる荷送人が出荷した荷物を対象に、配達時に荷受人が指定する玄関先や車庫内などの場所に荷物を届ける「指定場所配送サービス」の一部として対応している。今後は、「スマートクラブ」会員、LINE公式アカウントを通じて、より多くの荷物で「置き配」を利用できるようにする。

「置き配」対象の荷物は、宅配便の「飛脚宅配便」、3辺(縦・横・高さ)の合計が160センチから260センチ以内、重量50キログラムまでの「飛脚ラージサイズ宅配便」、航空機を利用した翌日配達サービスの「飛脚航空便」の3商品。

「置き配」で指定可能な受け取り場所は、宅配ボックス、玄関前、ガスメーターボックス、車庫、自転車のかご、物置などとなっている。

「置き配」の選択方法は、スマートフォンやパソコンから会員向けWebサービスの「スマートクラブ」にログインまたはアクセスした後、荷物の受け取り方法で「置き配」を選択し、「指定可能な受け取り場所」から希望の受け取り場所を指定する。また、LINE公式アカウントから受取人のスマートフォンに届くお届け予定通知からも「置き配」を選択できる。

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