アマゾン、「Prime Now」でココカラファイン、マツモトキヨシ、三越日本橋本店と連携
アマゾンジャパンはAmazonプライムの会員向けサービス「Prime Now(プライム ナウ)」で、ココカラファイン、マツモトキヨシ、三越日本橋本店との提携により、ドラッグストアのコスメや美容用品、百貨店の総菜・和洋菓子の取り扱いを開始したことを発表した。
これまでPrime Nowではアマゾンが販売する商品のみを扱ってきたが、提携店商品の取り扱いにより、現時点での合計出品商品数は約1万1,000点。都内の対象エリアにおける取扱商品は、最大7万点以上に拡大する。
ユーザーはアプリにサインインすると、配送先が対象地域の場合のみ、提携店のストアがアプリ内に表示される。注文後はアプリ内の地図上で配送状況を確認できる。
アマゾンでは注文を受けると、Prime Nowの配送員が提携店舗で梱包済みの商品を受け取り、ユーザーへ配達する。同様のサービスは日本では初めて。
アマゾンが受注・決済・収集・配送を担い、提携店が集荷と梱包を担う。注文は24時間可能だが、配送は提携店の発送拠点となる店舗(ココカラファインは中延店、マツモトキヨシは南砂店)の営業時間による。
従来のPrime Nowと同様、提携店の商品も注文は2,500円(税込)から。送料は540円(「1時間以内配送」はさらに890円が必要)。ドラッグストアの商品は5,000円(税込)以上で、百貨店の商品は9,000円以上で2時間便の送料が無料になる。
提携店商品の取り扱いは、当日または翌日の配達希望時間を2時間単位で指定する2時間便(配送料金:税込540円)が利用可能。注文対象エリアは下記のとおり。
アマゾンジャパン合同会社 Prime Now事業部 事業部長 永妻 玲子氏は、下記のようにコメントした。
プライム会員の皆さまにより利便性の高いサービスを提供したいと考えている。品揃えと配送における利便性。この両方を実現するために、アマゾンと提携店、それぞれのビジネス上のアセットがかみ合うことも重要。
何よりも大切なのは、それがお客さまにとって良いサービスなのかということ。そうした観点で、今後も提携店との取り組みを深めていきたい。
提携店であるココカラファイン 販促部マーケティングチーム マネージャー 郡司 昇氏は、
中期経営戦略の基本方針でオムニチャネル戦略“いつでも・どこでも・どなたでもココカラファイン”と掲げている。今回の取り組みはお客さまの利便性を高めるためのチャレンジ。お客さまから求められるサービスを検証し、より良いサービスにつなげていきたい。
今までココカラファインをご存じなかったお客さまにも、新しいチャネルを通じてココカラファインを知っていただき、新しい顧客になっていただけることを期待している。
とコメントした。サービス開始時の取扱商品は化粧品と日用品だが、医薬品についても準備が整い次第販売を開始する。