米Amazonは2月11日、エージェント型AIショッピングアシスタント「Rufus」の近時の機能拡充を公表した。「Rufus」はパーソナライズされたレコメンドに加え、価格履歴の提示、目標価格到達時のアラートや自動購入、質問に応じたカスタムショッピングガイドの作成、画像アップロードを起点とした商品探索、手書きリストの書き起こし、Amazon外店舗での代理購入まで、機能の範囲を広げている。
「Rufus」は、商品探索から購入までの体験を「会話」で支援するアシスタントとして進化を続けている。2024年2月の提供開始以降、米国のAmazonユーザーを対象に、幅広い商品リサーチや具体的な商品選定をサポートしてきた。日本では2025年9月に正式提供が始まっている。
最新機能を搭載した「Rufus」は、米国のAmazonユーザーが利用可能。Amazonショッピングアプリおよびデスクトップのチャットバブル(アイコン)から利用できる。
価格履歴を会話で確認
商品ページ上で価格履歴を確認できる。「過去30日間にセールになったか」「価格履歴はどうなっているか」といった問いに対し、過去30日間と90日間の価格履歴トラッカーを表示。現在価格や直近の最高値・最安値を提示し、購入タイミングの判断を支援する。
価格アラートから自動購入も
「この商品が○○ドルになったら知らせて」「30%オフになったら買って」といった依頼にも対応。定期的に価格をチェックし、目標価格に達すると通知する。設定によっては、あらかじめ登録した支払い方法で購入まで完了する「エージェント型自動購入(agentic auto-buy)」も可能としている。
閲覧履歴を踏まえたパーソナライズ提案
閲覧履歴やほしい物リスト、過去の購入履歴をもとに、関心に沿ったセールや商品を提案。「自分にとって最もお買い得な商品は何か」「ほしい物リストにセール品はあるか」といった質問に応える。
「カスタムショッピングガイド」で調査を支援
単体商品の比較だけではなく、「自宅に写真スタジオを作るには何が必要か」「サーフボード購入時の検討ポイントは何か」といったテーマ型の質問にも対応。調査結果やインサイト、おすすめ商品をまとめた「カスタムショッピングガイド」を提示し、プロジェクト型の購買検討を支援する。
画像起点の検索・手書きリストの読み取り
テキストだけでなく画像も入力手段として活用可能。たとえばドレスの写真をアップロードし、「このシルエットで100ドル以下のドレスを探して」といった検索ができる。
手書きの買い物リスト画像を読み取り、該当商品をカートに追加する機能も備える。
再注文の簡略化
「前にパンプキンパイを作るのに使った商品を再注文して」「昨年購入した学用品を再注文して」といった依頼にも対応。入手不可の商品がある場合は代替案を提示する。
Amazon外の購入も支援
Amazon内商品に限らず、外部ストアの商品発見・購入も支援する。Amazonで取り扱いのない商品を「Shop Direct」として提示し、加盟店サイトへ移動する導線を用意。一部商品では「Buy For Me(私の代わりに購入)」ボタンを通じ、Amazonが支払い・配送情報を活用して購入を代行する仕組みも提供する。
商品比較と「おすすめ理由」表示
商品詳細ページでは、類似商品の簡易比較(Compare with Similar)を提示。
また「Why you might like this(おすすめの理由)」として、ユーザーの嗜好に基づく提案理由を表示。意思決定を後押しする設計とする。
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