【猛暑の通勤ストレス調査】約6割の企業で猛暑時の通勤対策なし。約8割が「始業前から疲れ」「パフォーマンス低下」を実感
職場で実施されている猛暑時の通勤対策は「服装ルールの緩和」が最多だった。一方、働き手が最も求めるのはリモートワークの導入・拡大
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人材紹介業のワークポートが実施した「猛暑時の通勤」に関するアンケート調査によると、職場の猛暑通勤対策について約6割が「実施なし」と回答した。猛暑時の通勤で「仕事開始前から疲れを感じる」と答えた割合は76.8%に達した。
調査対象は、ワークポートを利用している全国のビジネスパーソン(20~40代の男女)358人。調査期間は2026年7月7~14日。
約8割が始業前から疲労を実感
猛暑の時期、通勤や出社が負担となり、仕事を始める前から疲れを感じることはあるか聞いたところ、「よくある」が45.0%、「ときどきある」が31.8%で合計76.8%が「ある」と回答。猛暑時の通勤が働き手に大きな負担を与えている実態が明らかとなった。

猛暑時の通勤でストレスや負担を感じる場面は、「会社に着いた時点で汗だくになるため、汗ジミやにおいが気になる」、「満員電車や通勤渋滞での熱気、密接した空間がストレス」、「電車内と外気の温度差で体調を崩すことが多い」、「最寄り駅まで歩くだけでメイクや髪型が崩れる」など。また、「駅から会社まで徒歩10分以上かかるため、通勤中に何度も仕事を辞めたいと思った」といった声もあがった。
約7割が「出社したくない」と回答
猛暑の時期に通勤が負担で「出社したくない」と感じたことがあるか聞いたところ、「よくある」が41.3%、「ときどきある」が27.4%で合計68.7%が「ある」と回答した。
「よくある」は4割に達していることから、ワークポートは「猛暑の時期には半数近くの人が日常的に出社ハードルを抱えている」と考察している。

約8割がパフォーマンス低下を実感
猛暑の通勤ストレスによって、仕事の集中力やパフォーマンスが低下すると感じるか聞いたところ、「とても感じる」が35.8%、「やや感じる」が40.8%で合計76.6%が「感じる」と回答した。

約6割の企業で猛暑時の通勤対策なし
職場で猛暑時の通勤に関する対策が実施されているか聞いたところ、「実施されていない」が59.2%、「一部実施されている」が19.3%、「十分に実施されている」が7.8%、「わからない」が13.7%だった。ワークポートは「働き手が感じる通勤負担の深刻さに対し、職場の対策状況は十分とはいえない実態が明らかとなった」と解説している。

実施している対策は服装ルールの緩和が最多
職場で猛暑の通勤に関する対策が実施されていると回答した人に、どのような対策が取られているかを聞いたところ、最も多かったのは「服装ルールの緩和(クールビズの強化、ポロシャツ・Tシャツの着用許可など)」で63.9%、続いて「熱中症対策グッズの支給(ハンディファン、冷却グッズ、飲料など)」が37.1%、「時差通勤・フレックスの推奨」が28.9%、「リモートワークの推奨」が19.6%だった。

猛暑時の通勤対策の満足度は二分
職場で猛暑時の通勤対策が実施されていると回答した人について、その対策への満足度は「とても満足している」が7.2%、「やや満足している」が41.2%で、これらを合計した満足派は48.4%。
一方、「あまり満足していない」が39.2%、「まったく満足していない」が12.4%で、これらを合計した不満派は51.6%だった。

求める対策はリモートワークが最多
職場で猛暑通勤対策が実施されていない人、または職場の対策に満足していない人に、職場に求める猛暑時の通勤対策を聞いたところ、最も多かったのは「リモートワーク(在宅勤務)の導入・拡大」で54.0%、続いて「時差出勤・フレックスタイム制度の導入・拡大」が46.6%、「猛暑手当・夏季手当の支給」が40.2%だった。

調査概要
- 調査内容:猛暑時の通勤に関する実態調査
- 調査機関:自社調査
- 調査対象:ワークポートを利用している全国のビジネスパーソン(20~40代の男女)358人(※通勤を伴わないフルリモート勤務者を除く)
- 調査期間:2026年7月7~14日
- 調査方法:インターネット調査

