TV通販大手QVC、AIが自動で字幕を表示するシステムの24時間運用を実現
生放送中のテレビショッピングにおいて、ナビゲーターやゲストの会話をAIが認識、自動で文字列に変換し、リアルタイムで字幕表示する
テレビショッピング大手のQVCジャパンは12月1日、放映中の会話をAI(人工知能)が自動で文字列に変換し字幕表示するAI字幕自動付与システムの24時間運用を始めた。
AI字幕自動付与システムは、生放送中のテレビショッピングにおいて、ナビゲーターやゲストの会話をAIが認識、自動で文字列に変換し、リアルタイムで字幕表示するもの。
2022年12月に運用をスタートし、2023年6月に12時間化を実現、12月から24時間化に対応した。今後もAI音声認識・文字変換精度の向上に取り組み、生放送時における会話を文字変換する技術をさらに高めるとしている。
また、将来的には英語や中国語など、AI字幕の多言語化、AIを活用したダイジェスト番組の自動生成を視野に入れる。
QVCジャパンのこうした取り組みは、国連が推奨するSDGsゴールの1つである「10.人や国の不平等をなくそう」を意識し行動するための施策の1つ。「最新技術を番組制作に活用し、誰もが自分らしいライフスタイルを謳歌できる社会の実現に、さらには、情報アクセサリビリティーの向上に、これからも継続的に貢献していく」(QVCジャパン)としている。
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