US版「メルカリ」で日本版「メルカリ」出品商品の購入が可能に。BEENOSが越境販売をサポート
メルカリは8月2日、US版「メルカリ」において日本版「メルカリ」で出品されている商品が購入できるようになったと発表した。日本版「メルカリ」の出品者は、従来通りの配送方法と配送料で海外向けの取引ができるようになる。
US版「メルカリ」で、日本版「メルカリ」との連携機能「Mercari × Japan」をスタート。US版「メルカリ」ユーザーは「Mercari × Japan」を通じて、日本版「メルカリ」に出品されている商品を購入できる。チャットでのやり取りを含み、購入までのプロセスを全て英語で行うことができる。
今回の連携は越境EC支援のBEENOSがサポート、購入代行の形で実現している。BEENOS側でUS版「メルカリ」の利用者が購入した日本の「メルカリ」の商品購入手続き、海外発送、カスタマーサポート対応を行う。
そのため日本版「メルカリ」の出品者側は特別な手続きや対応は必要なく、通常取引と同じように購入された商品を配送するだけでUS版「メルカリ」ユーザーへの販売が可能となる。売れた商品の配送先はBEENOSの国内倉庫となり、BEENOSが倉庫で受け取った後、検品や梱包を行い、US版「メルカリ」の購入者に国際発送する。出品者の発送からエンドユーザーへの配達は約2週間程度としている。
日本版「メルカリ」では、これまで約70社以上の越境EC事業者と連携し、世界110か国以上の国・地域に向けた販売を可能としてきた。BEENOSグループとは2019年11月から連携を開始しており、越境EC購入サポートサービス「Buyee」を通じた海外マーケットプレイスへの連携していた。
メルカリによると近年、US版「メルカリ」では日本製のコレクションアイテムの取引が急拡大しているとし、過去3年間で購入者数が増加。漫画は45%増、バンダイ製品は100%増、サンリオ製品は160%増など人気が高まっているという。同社では今回の連携により「米国では入手困難な日本発の商品」の取引が加速することに期待を寄せている。
US版「メルカリ」ユーザーからの人気を集めている例としと次の商品をあげている。
- レゴ、ハローキティやポケモンなどのおもちゃ
- ドラゴンボール、マーベル、ONE PIECEやポケモンなどのフィギュア
- Nintendo、SEGA、ソニーといったメーカーのゲーム機やゲームソフト
- BAPE、BEAMS、Comme des Garçons、 HYSTERIC GLAMOURやSEIKOなどのブランドのファッションアイテム
- Adidas、ASICS、CONVERSEやNIKEを中心としたスニーカー
- Louis Vuitton、GucciやDiorなどの米国では入手困難なハイブランドのレディースバッグ
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