中川 昌俊 2015/3/19 8:00

トランスコスモスは3月18日、100%子会社でテレビ通販などを展開する日本直販の吸収合併を決定したと発表した。5月1日付で日本直販は解散する。吸収合併で、日本直販が行う通販事業のさらなる効率化を進める。トランスコスモスが提供するコールセンターや通販向けシステムの機能、サービスを拡充していくためのトライアルなどを通して、具体的な意見の吸し出しといったことに活用していく考え。

トランスコスモスは2012年12月に民事再生法の適用を申請していた総通から通販事業を譲り受けるため、新設したトランスコスモスダイレクトが事業を継承した。その後、2013年1月にトランスコスモスダイレクトは社名を日本直販に変更。展開する通販ブランドと社名を統一し、事業の一体化を進めてきたという。

その後、不採算事業からの撤退と、トランスコスモスの通販支援サービスなどを活用することによる効率化などを推進。日本直販の2014年12月期の売上高は59億9800万円、営業利益は2億5700万円、経常利益は2億5900万円、当期純利益は1億1900万円となり、黒字化を達成した。業績面が回復したことから、吸収合併を決定したものと考えられる。

今後、日本直販ブランドでのテレビ通販、ラジオ通販、EC展開などはトランスコスモスが行う。吸収合併により、本社はトランスコスモスに移転する予定としている。

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