瀧川 正実 2015/3/19 8:00

アーバンリサーチは3月17日、公式通販サイト「URBAN RESEARCH ONLINE STORE(アーバンリサーチ オンラインストア)」に、過去に購入したことのある商品と販売中の商品のイラストをサイト上で比較するバーチャル試着室ソリューション「サイズをチェック」を導入した。

今回導入したのは、2011年にスウェーデンで創業したVirtusizeが開発した「Virtusize (バーチャサイズ)」の、購入履歴商品とサイズ比較ができる「サイズをチェック」機能。

「Virtusize」は、ヨーロッパ・アジアを中心に40社の大手オンラインショップが「サイズをチェック」機能を利用し、日本国内では「MAGASEEK」「ディノス・セシール」「UNITED ARROWS LTD. ONLINE STORE(ユナイテッドアローズ オンラインストア)」などが導入しているもの。

「Virtusize」の導入で、ユーザーは「サイズをチェック」機能を利用し、ストア内で購入履歴のある商品と、販売中のアイテムのイラストを重ね合わせ、サイズ差を見比べることができるようになる。

消費者は視覚的にサイズを確認することができ、自身の体のサイズにあったサイズを選ぶことが可能になる。

アーバンリサーチが導入した「Virtusize(バーチャサイズ)」

アーバンリサーチが導入した「Virtusize(バーチャサイズ)」のイメージ

WEB事業部シニアマネージャーの坂本満広氏によると、「『サイズをチェック』機能を使うことで、お客さまはオンラインで商品を購入する際、自分にジャストフィットするサイズを正確にかつ簡単に見つけることができる」とコメントしている。

将来的にはアーバンリサーチが展開しているモバイルアプリとの連携も構想。「長期的には『Virtusize』はオンラインショップのみならず、実店舗においても活用でき、これはO2Oを実現するもの。『Virtusize』とのパートナーシップは当社の将来ビジネスにとって理想的なものだ」としている。

直近では、ユナイテッドアローズの通販サイトが同機能を導入。EC利用客が抱えるフィット感への不安を解消し、サイズ違いによる誤購入の縮小をめざす取り組みとして活用している(参照記事)。

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