中川 昌俊 2015/12/10 9:30

ネットショップ向け支援サービスを提供するラクスは12月9日、東証マザーズ市場に新規上場した。上場初日は終日買い気配が続き、取引が成立しなかった。最終の気配値(最後に出された特別気配の値段)は公開価格1080円の2.3倍にあたる2484円まで上昇した。

上場に際し公募40万株、オーバーアロットメントによる売り出し6万株を実施。調達する約4億5000万円は、東京本社オフィスの移転に伴う差し入れ保証金や設備資金、人材採用費、「楽々精算」の広告宣伝費などに充当するとしている。

ラクスは主にネットショップ向けにメール共有管理が効率的にできる「メールディーラー」やメール配信ソフト「配配メール」を提供。また、交通費・経費精算システム「楽楽精算」などのクラウドサービスを提供している。

2016年3月期の連結業績見通しは、売上高が前期比17.6%増の40億1400万円、営業利益は同27.9%増の5億6900万円、経常利益は同25.2%増の5億5100万円、当期純利益は同6.8%減の3億5300万円を予想している。

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