“ハコ活”って何? 箱や袋などのパッケージ価値を最大化するカウネットの「ハコ活。研究所」とは
カウネットは、箱や袋などのパッケージ価値を見直す「ハコ活。研究所」を8月5日に発足した。初年度は「開けやすさ」をテーマに研究を進め、梱包の使い勝手改善を通じて業務効率化や廃棄物削減につなげる。
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コクヨ傘下でBtoB通販を展開するカウネットは8月5日、箱や袋などのパッケージの価値を見直す取り組みとして「ハコ活。研究所」を発足した。初年度は「開けやすさ」を研究テーマに掲げ、梱包の使い勝手を改善することで、業務効率化や廃棄物削減などにつなげる。

BtoB通販では商品をケース単位で購入する機会が多く、梱包材は商品を保護するだけでなく、開梱、使用、再利用、廃棄までさまざまな場面で顧客と接点を持つ。カウネットは2017年から、コピー用紙の空き箱を書類保管などに再利用する「ハコ活。」を提案。オリジナルブランド「カウコレ」は現在約9300品番を展開しており、商品本体だけでなく、それを包む“ハコ”にも価値を見いだす取り組みを進めてきた。
こうした活動のなかで“ハコ”に関する顧客の声を分析したところ、「コピー用紙の空き箱が丈夫で再利用しやすい」といった好意的な評価がある一方、「テープが剥がしにくい」「ミシン目が切りにくい」など、開梱時の使い勝手に関する課題も見えてきたという。こうした声を踏まえ、パッケージそのものの使い勝手を研究する「ハコ活。研究所」を立ち上げた。
「ハコ活。研究所」は、商品開発部を中心とした社内横断メンバーで構成する。箱や袋などのパッケージを対象に、開梱や商品の取り出し、再利用、廃棄まで一連の使い勝手を研究し、得られた知見を商品開発に反映パッケージを単なる梱包材ではなく、顧客体験を左右する要素として捉え直し、より快適な利用体験の提供をめざす。
2026年は「ハコの開けやすさ」をテーマに研究を進める。6月にはパッケージのミシン加工・ジッパー加工に関する勉強会、7月には発売中商品の振り返り評価会を先行実施した。
今後は9月から10月にかけて他社事例を研究し、11月から12月には研究成果を取り入れたPB商品の開発を検討する。2027年以降、研究成果を反映した商品の発売を予定している。
また、今後は取り組みを自社内にとどめず、製造メーカーやパッケージ企業など外部パートナーを交えた活動へ拡大していく方針。社内外の知見を掛け合わせ、「ハコを活躍させる」という視点からパッケージの使い勝手を見直す。
商品を保護するための「ハコ」が、時にお客さまの業務の妨げになっている。「開けにくい」「取り出しにくい」「解体しづらい」といった小さなムダとストレスは、毎日の業務の中で積み重なる。一方、ケース単位での販売が多いBtoB通販においてハコは保護材でもあり商品でもある。「ハコ活。研究所」は、この課題を解決し、ハコの持つポテンシャルを最大限に引き出すことをめざす。研究で得られた知見は2027年度の新商品開発に生かし、業務効率化や廃棄物の削減にもつながる「ハコの新たな価値」を提案していく。(MD本部 商品開発部 部長 青井宏和氏)

