インターファクトリーは3月11日、クラウドコマースプラットフォーム「EBISUMART(エビスマート)」と、決済サービスを展開するJammのオンライン銀行引落システム「Jamm」のシステム連携に合意したと発表した。インターファクトリーによると、ECプラットフォームとして連携合意するのは初めてという。
「Jamm」は銀行口座から直接、即時支払いができる手数料が安価なA2A決済サービス。A2Aとは「Account to Account」の略称で、クレジットカード網などの既存ネットワークを介さず、銀行口座間で直接決済する仕組み。
ユーザーは支払い画面で「Jamm」を選択するだけで、全国308の金融機関に対応した銀行口座から即時に引き落としが完了する。また、決済金額の1%を値引き還元する仕組みを用意している。
加盟店向けには、未回収リスクのない構造により手数料1.8%(2027年以降2.2%)の低料率を実現する。
セキュリティ面では、ID/Password/PINが存在しないPasskey認証を組み込んでおり、不正決済の実行が難しい決済手段という。
連携の背景についてインターファクトリーは、若年層のクレジットカード離れ、3Dセキュア(EMV 3-D Secure)によるカード決済のCVR悪化、不正決済の増加などをあげた。セキュリティと利便性を両立するために、クレジットカード以外の決済手段を戦略的に拡充する必要性が高まっていると説明している。また、都度決済に加えてサブスクリプションなど継続決済のニーズが高まっていることから、自動引き落としに対応できる決済手段への需要も増しているとしている。
今回の連携により、EBISUMARTを利用するEC事業者は「Jamm」を新たな決済手段として導入できるようになる。通常の物販だけでなく、定期購入(サブスクリプション)や見積からの注文にも対応を予定している。
「EBISUMART」の標準構成の加盟店であれば、大きなシステム改修を伴わず、簡単な登録手続きのみで「Jamm」を追加できる。初期投資を抑えながら、オンライン銀行引落を新たな決済手段として導入できる点を訴求する。
インターファクトリーは、今回の連携でEC事業者の収益性向上と売上機会の最大化を支援し、ユーザーにとっても快適な購買体験の実現に寄与するとしている。
また、今回の連携を皮切りに、EC事業者の成長フェーズや商材特性に応じた決済体験の高度化をJammと共同で検討していく予定としている。
