オンワードの2024年2月期EC売上は477億円で6.5%増、EC化率は約3割

EC売上高における自社ECの売上比率は85.9%。全体の売上高に占めるEC売上高の比率(EC化率)は29.8%だった

松原 沙甫[執筆]

2024年4月8日 7:30

オンワードホールディングスの2024年2月期におけるEC事業の売上高は前期比6.5%増の477億1600万円だった。

EC売上高の内訳は、自社ECが同6.4%増の409億6600万円、他社ECモールでの売上が同7.1%増の67億5000万円だった。

オンワードホールディングスの2024年2月期におけるEC事業の売上高は前期比6.5%増の477億1600万円 販路別売上高
販路別売上高(画像はIR資料からキャプチャ)

EC売上高における自社ECの売上比率は85.9%。全体の売上高に占めるEC売上高の比率(EC化率)は29.8%。2024年2月期連結売上高は、同7.7%増の1896億2900万円だった。

オンワードホールディングスの2024年2月期におけるEC事業の売上高は前期比6.5%増の477億1600万円 販路別売上高構成比
販路別売上高構成比(画像はIR資料からキャプチャ)

公式ECサイト「ONWARD CROSSET(オンワードクローゼット)」の商品を、実店舗で試着して取り寄せるOMOサービス「クリック&トライ」の導入店舗数は、2023年2月期末から57店増の397店舗。導入率は同16ポイント増加の58%となった。「クリック&トライ」サービス導入店舗(既存)の前期度売上高はコロナ前の2019年を16%、未導入店舗を25%上回った。

「クリック&トライ」と併せ、ブランド複合型ショップ「オンワードクローゼットセレクト(OCS)」の展開も拡大。OMOサービスを実装し、オンワード樫山の複数ブランドを横断的に取り揃えて提供した。2024年2月期の売上高は、OCSを除く既存店舗を22%上回る結果となった。

※記事初出時、オンワード樫山の社名に誤りがあり、当該部分を訂正いたしました。訂正してお詫び申し上げます。

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