ユニクロの全世界店舗数が2500店舗を突破、欧州・北米・アジアで主要店舗で攻勢
ユニクロはこのほど、全世界の店舗数が2500店舗を突破したと発表した。2024年秋にはさら、に欧州・北米・アジアで20店舗超の新規オープンを予定している。欧州や北米での出店を加速し、グローバル事業の成長をけん引したい考え。
欧州では、新規都市や主要都市の一等地への出店を進めていく。ポーランドに初の常設店舗をオープンするほか、オランダ第2の都市ロッテルダムに初出店。さらに、イタリアの首都ローマの2号店として、欧州有数の鉄道駅ローマ・テルミニ駅構内に欧州事業では初となる駅ナカ店舗をオープンする。ロンドン中心部でも主要ターミナル駅キングス・クロス・セントパンクラス駅周辺の大規模再開発エリア「Coal Drops Yard」に出店する。そのほか、デンマーク・コペンハーゲン、オランダ・アムステルダムにそれぞれ2号店となる店舗を含む計6店舗の新店舗をオープンする。
北米でも新規地域への出店を拡大する。10月には米国南部のテキサス州に初めて出店。今秋だけでテキサス州の主要都市であるヒューストンやダラスなどテキサス州内に5店舗をオープンする予定。西海岸のカリフォルニア州にも6店舗を新たにオープンし、店舗網を拡大する。
アジアでは、韓国・ソウル中心部の大型商業ビル「Lotte World Mall」に韓国のユニクロでは最大となる店舗をオープンする。タイのバンコクに、海外で初となる新しいデザインのロードサイド店舗を出店。バンコクの新しいロードサイド店舗は、単に服を買う店舗ではなく、「お客様が集う店舗」「ユニクロの企業姿勢を知っていただく店舗」をコンセプトに2023年春に日本国内でオープンした「ユニクロ 前橋南インター店」が原型。2019年に初出店したインドでも、主要都市への出店を予定している。
日本での店舗展開は、「ユニクロ 新宿本店」など主要店舗5店舗のオープンを予定する。都市部ではインバウンドを追い風に、また住宅地においても、消費者の日常生活により近い立地で、便利で買い物しやすい店舗網への刷新をめざす。
ユニクロは2024年に40周年を迎えた。2024年春にはイタリア・ローマ、英国のスコットランド・エディンバラに初の店舗をオープンするなど新規都市への出店を拡大る。そのほか、中国・武漢では初の地域旗艦店をオープン。世界の主要地域・都市で店舗を通じたブランディングを強化している。