モノタロウ、インドにIT開発拠点を設置。開発体制の強化+エンジニア確保+技術の蓄積が目的

テックセンター開設は、自社システムの開発体制の強化と優秀なエンジニアの確保、技術知見の蓄積を目的としている。

鳥栖 剛[執筆]

9月17日 6:00

間接資材のECサイト「モノタロウ」を運営するMonotaROは、4月にインドのチェンナイ市に初めて設立したテックセンターを、9月12日に新会社「MonotaRO TECHNOLOGIES INDIA PRIVATE LIMITED」として稼働した。

テックセンターの開設は、自社システムの開発体制の強化と優秀なエンジニアの確保、技術知見の蓄積が目的。

インドは初等教育から高等教育まで一貫して科学‧技術‧工学‧数学(STEM)分野の教育を推進し、世界のテクノロジー企業で活躍するITエンジニアを多数輩出、多くのグローバル企業がIT開発拠点を構えている。チェンナイ市は、インド有数の工科大学であるIIT Madras(インド工科大学マドラス校)などIT関連の教育機関が集積。優秀なIT人材が豊富で、知見の共有とチームワークを重視したIT開発拠点として最適と判断したとしている。

今後、テックセンターでは人員を大幅に拡充していく予定。稼働によりMonotaROと連結子会社のマーケティング領域、自社システムの開発体制の強化を進めていく。

なお、MonotaROは「資材調達ネットワークを変革する」をミッションに掲げ、日本をはじめ韓国、インドネシア、インドで間接資材のBtoB通販事業を展開。2023年から、マーケティング施策を強化するため、Webサイト、アプリ、メール、カタログなどを連携し、一貫性のあるメッセージや適切な商品提案を提供する統合マーケティング基盤の開発などを進めている。

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