ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便が宅配荷物の共同配送、村営バスによる貨客混載運行

佐川急便、日本郵便、ヤマト運輸の3社が共同で実施する取り組みは全国初。村営のコミュニティバス(白ナンバー)の実施は画期的な取り組みという

石居 岳

2020年3月25日 9:00

佐川急便、日本郵便、ヤマト運輸、宮崎県西米良村、日本工営は3月23日、宮崎県西米良村の小川地区にて村営バス(自家用有償旅客運送車両によるコミュニティバス)による、貨客混載を経由した共同配送事業「カリコボーズのホイホイ便」(「ホイホイ便」)の本格運行を開始すると発表した。

貨客混載の取り組みは、すでに全国各地で実施されているが、佐川急便、日本郵便、ヤマト運輸の3社が共同で実施する取り組みは全国初。村営のコミュニティバス(白ナンバー)の実施は画期的な取り組みという。

「ホイホイ便」は、西米良村の中心部である村所地区から小川地区までの約21キロメートルの区間で、旅客と宅配荷物を村営バスに載せた貨客混載として運行。その後、小川地区で村の委託配達員が村営バスから宅配荷物を受け取り、各戸へ配達する。

佐川急便、日本郵便、ヤマト運輸、宮崎県西米良村、日本工営は3月23日、宮崎県西米良村の小川地区にて村営バス(自家用有償旅客運送車両によるコミュニティバス)による、貨客混載を経由した共同配送事業「カリコボーズのホイホイ便」(「ホイホイ便」)の本格運行を開始
貨客混載を経由した共同配送事業のイメージ

西都市~西米良村(村所驛)間では、宮崎交通とヤマト運輸、日本郵便による貨客混載がすでに実施されており、「ホイホイ便」の運行開始により、西米良村は複数の貨客混載を運行する地域となる。

「ホイホイ便」は各社の宅配荷物の共同配送のほか、地区住民や村内事業者が、村所地区と小川地区の間で荷物の輸送を行う手段としても活用する。

こうした人とモノの移動統合化の取り組みによって、人口減少および高齢化が進む地域での効率的な配達モデルの確立、村営バスの維持、村内の物流サービスの円滑化、CO2の排出量の抑制による環境負荷の低減、委託配達員による高齢者の見守りなど、総合的な住民サービスの展開・向上を行っていくとしている。

なお、「ホイホイ便」実施に至る調査検討およびコーディネートに関しては、日本工営福岡支店が技術支援を行っている。

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