渡部 和章 2019/4/18 17:00

佐川急便株と北海道旅客鉄道(JR北海道)は4月18日、北海道・幌延町内の顧客に届ける宅配便の一部を、旅客列車やタクシーを使って輸送する貨客混載事業を開始する。

JR北海道が運営する「宗谷線」の旅客列車を使い、稚内駅から幌延駅まで宅配便を運ぶ 。幌延町内における配送業務は、佐川急便から業務委託を受けたタクシー会社「天塩ハイヤー」が行う。

佐川急便は貨客混載によって北海道内における集配効率の向上を図る。JR北海道は、列車を活用して新たな収入につなげたい考え。

国土交通省が物流貨物の総合効率化計画として認定

国土交通省は、2社以上の事業者が輸送の効率化や共同化などを行う際、一定の基準を満たした事業については、税制上の優遇措置などを認めている。

佐川急便とJR北海道の貨客混載事業は、「貨物車両からのCO2 排出量を年間3.8t削減」「ドライバーの運転時間を年間417時間削減」「 列車の有効活用による新たな収入の確保 」といった効果が期待できるとして支援事業に認定した。

同省によると、鉄道とタクシーという複数の旅客輸送手段を組み合わせた貨客混載事業を認定するのは初めて。

この記事が役に立ったらシェア!
これは広告です

ネットショップ担当者フォーラムを応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]

[ゴールドスポンサー]
ecbeing.
[スポンサー]