約9割が「変化」を実感ーー令和版・夏の準備は謳歌ではなく“サバイバル”へ
夏準備に関するアンケート調査|TREND LAB.
la belle vie 株式会社が運営する、生活者の本音をシェアするプロジェクト TREND LAB.(トレンドラボ)は2026年6月、「夏準備に関するアンケート調査」を実施しました。本リリースでは、猛暑の常態化がもたらした“夏の構え”の変化と、そこに表れる世代差を分析します。
本調査での質問
- 回答者の年代
- 昔と今で「夏の装備品」は変わったか
- 今年の「夏の戦い方」モード(生き延びるのが最優先、猛暑なんて関係なし等)
- もう買わない夏アイテム
- 一番「お金をかける」夏対策カテゴリー
- 「今年の夏の最強装備」(自由回答)
本調査のハイライト
- 夏の装備が「変わった」と答えた人は約9割(87.6%)
- 猛暑を「全力で楽しむ」人はわずか6.1%
- 「もう買わない」夏アイテム1位は「水着・浴衣」(44.3%)
- 一番お金をかける対策は「UVギア」(36.5%)で突出
- 守り方は世代でシフト--中年層はUVギアで"外で遮断"、シニア層は"家で涼む"割合が上昇
- 夏は「謳歌する季節」から「生き延びる季節」へ
約9割が実感、変わりゆく「夏の準備」
まず目を引くのは、夏の備え方そのものが変わったという実感の広がりです。
「昔と今で夏の装備品は変わったか」を聞くと、「完全に変わった」36.1%と「じわじわ変化している」51.5%を合わせ、約9割(87.6%)が「変わった」と回答しました。
ほとんどの人が、これまでと同じ装備では夏を越せなくなっていると感じています。
Q. 昔と今の私、「夏の装備品」は変わった?

完全に変わった:339(36.1%)|じわじわ変化している:484(51.5%)|変わらない:102(10.9%)|そもそも準備しない:15(1.6%)
楽しみたいのに、全力では楽しめない
今年の夏の挑み方を聞くと、最多は「ハイブリッドモード(楽しみたい気持ちもあるし、涼しい場所でも過ごしたい)」で58.2%。
次いで「サバイバルモード(生き延びるのが最優先)」23.4%、「冬眠モード(必要以上に外に出ない)」12.0%と続き、「全力エンジョイモード(猛暑なんて関係なし)」は6.1%にとどまりました。
「楽しみたい」意欲は高いのに、無条件で猛暑に飛び込む人はごく少数。楽しみたい気持ちと、暑さから身を守りたい本音が同居しています。
Q. あなたの今年の「夏の戦い方」を教えてください。どんなモードで挑みますか?

ハイブリッドモード「楽しみたい気持ちもあるし、涼しい場所でも過ごしたい」:547(58.2%)|サバイバルモード「楽しむより生き延びる。猛暑から身を守るのが最優先」:220(23.4%)|冬眠モード「必要以上に外に出ない。エアコンの効いた屋内で待つ」:113(12.0%)|全力エンジョイモード「猛暑なんて関係なし!海にお祭り!イベントは全部のる」:57(6.1%)|その他:3(0.3%)
「楽しむアイテム」が、買い物リストから消えていく
楽しみたい気持ちと、暑さから身を守りたい本音は、買わなくなったものに表れます。
「昔はよく買ったのに、今はもう買わない」夏アイテムの1位は、「水着・浴衣」で約44%。海やプール、夏祭りといった“夏を見せて楽しむ”ためのアイテムが、静かに買い物リストから外れていました。
背景にあるのは、年々重くなる暑さの実感です。
以前は日焼け止めだけだったけど、近年は肌で感じる暑さが“熱さ”に変わってきた(50代)
年々、夏が辛くなるので、精一杯頑張って生き抜きます(50代)
「楽しむ」より前に「生き抜く」という言葉が出てくる。夏は、いつのまにか耐える季節へと変わっています。
Q.「昔はよく買ったのに、今はもう買わない」夏アイテムは?

水着・浴衣:416(44.3%)|靴下・ストッキング:157(16.7%)|夏のおしゃれ服:148(15.7%)|屋外レジャー用品:132(14.0%)|特になし:87(9.3%)
お金は「楽しみ」ではなく「防御」に向かう
では、その「生き抜く」ための備えの中で、一番お金をかけるのはどこか。
最多の投資先は「UVギア」で約37%。完全遮光の日傘やUVカットパーカーで日差しを物理的に遮断する“物理防御”が、暑さ対策の主役になっていました。水着や浴衣を手放す一方で、このUVギアに投資する--お金の向かう先も、“見せて楽しむ”ものから“日差しを遮り、身を守る”ものへと移っていることがうかがえます。
しかもその投資は、年々“本格化”しています。自由回答では、具体的なブランド名を挙げる声が目立ちました。
去年までは安価なもので済ませていたが、今年はサンバリアを買った(50代)
コカゲプラスという東レの生地を使った日傘にした(40代)
「とりあえずの日傘」から「素材やブランドで選ぶ本気の日傘」へ。
防御のための投資は、年々こだわりを増して本格化しています。かつて水着や旅行という“楽しみ”に向かっていた夏のお金は、日傘・エアコン・冷却グッズという“身を守るコスト”へと置き換わりました。
Q. 今年の夏、あなたが「ここは一番お金をかける」と思う対策カテゴリーは?

ガチ勢UVギア:343(36.5%)|サバイバル服:161(17.1%)|ライフスタイル:152(16.2%)|冷却ガジェット:136(14.5%)|夏を乗り切る食事:104(11.1%)|お金をかける予定はない:44(4.7%)
「外で防ぐ」か「中に籠る」か -- 守り方は世代で分かれる
もっとも、同じ「防御」でも、その形は世代でくっきり分かれます。
30~50代はUVギアが約4割で最多。60代以上はUVギアが25.0%に低下し、ライフスタイル(エアコン代等)が24.5%で並ぶ。
年齢が上がるほど、外で武装して動くより、家を涼しくして“やり過ごす”方へと守りの重心が移っていきます。
ネッククーラーと冷感タオルは必須。日中は外出せず、涼しいエアコンの中で過ごすことも重要です(60代以上)
外で防ぐか、中に籠るか。選ぶ守りは違っても、夏を楽しむためというよりは、まず生き延びるための備えである点は変わりません。
クロス集計:年代別に見た「一番お金をかける対策」

30~50代はUVギアが約4割で最多。60代以上はUVギアが25.0%に低下し、ライフスタイル(エアコン代等)が24.5%で並ぶ。
まとめ:夏は「楽しむもの」から「生き延びるもの」へ
約9割が夏の装備を更新し、水着を手放す一方でUVギアに投資する--今年の夏支度は「見せて楽しむ」から「隠す・冷やす・籠城する」へと重心を移していました。
背景にあるのは、楽しみたい気持ちはありながら身を守ることを優先せざるを得ない“猛暑の常態化”です。同じ夏でも、UVギアで武装する人、エアコンで籠城する人、それでも肌を出して楽しむ人と、過ごし方は静かに枝分かれしています。
生活者にとって夏は、心待ちにする季節から、装備を整えて臨む“サバイバル”へと変わりつつあります。
TREND LAB. 編集担当より
集計をしながら、明るい気持ちになりました。最多だった「楽しみたい気持ちもあるし、涼しい場所でも過ごしたい」という声や、「とりあえずの日傘」から「素材やブランドで選ぶ本気の日傘」へという変化。今回の自由回答では具体的なブランドや商品名が多く挙がりました。ここには、猛暑をただ我慢するのではなく、よく調べて、工夫して、それでも夏を楽しもうとする前向きさがうかがえます。気候変動という重いテーマの裏側で、生活者はしなやかに、自分なりの夏の過ごし方を更新している。そんな手応えを感じた調査でした。
調査概要
調査名:TREND LAB.「夏準備に関するアンケート調査」
調査対象:TREND LAB.読者(GLADD会員・GLADD公式Instagramフォロワー等)
調査期間:2026年6月11日 ~ 6月21日
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:N=940
企画・運営:la belle vie 株式会社
*本調査データを引用する場合は出典(TREND LAB. / la belle vie 株式会社)を明記ください。
TREND LAB.について
TREND LAB.(トレンドラボ)は、la belle vie 株式会社が運営する「生活者のリアルな声をシェアする」プロジェクトです。情報が溢れ正解が見えにくい時代において、消費の背景にある"気持ちの動き"に着目し、生活者のリアルな声を分析・発信しています。
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GLADD公式サイト:https://gladd.co/klbgn
会社概要
社名:la belle vie 株式会社
所在地:東京都港区赤坂 7-1-16 オーク赤坂ビル 5F
代表取締役社長:於保 浩之
設立:2009年3月24日
事業内容:衣料品、アクセサリー、装飾品および雑貨の小売業、ファッションECサイト運営(オンラインフラッシュセールサイトのGLADD、GILTの運営、およびファミリーセールソリューションのWhite Label事業を展開)
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