ニッセンが、ECプラットフォーム「Shopify」を活用した基幹EC基盤の刷新を進めている。基幹ECサイト「ニッセンオンライン」を既存システム基盤から移行し、EC・カタログ・コールセンターを横断する次世代コマース基盤の構築をめざす。開発体制として、Shopifyを活用したECサイト構築支援を手がけるR6Bなどがプロジェクトに参画している。

R6Bは、ニッセンの基幹ECプラットフォーム刷新プロジェクトにおいて、「Shopify」を中心としたEC基盤の設計・構築を支援する。具体的には、日本市場特有の商習慣への対応、高負荷・大規模運用を想定したアーキテクチャ設計、アプリや外部サービスとの連携などを担う。ニッセンのように幅広い商品群と複雑な業務要件を持つ大規模通販事業者に対し、「Shopify」を軸とした統合コマース基盤の構築を支援する体制だ。
加えて、コマースオペレーションプラットフォーム「SQ」を提供するStackもプロジェクトに参画し、R6Bと連携する。「SQ」は、受注、在庫、物流、顧客データ、販促、分析といった業務領域を横断的に統合管理するプラットフォームで、「Shopify」とニッセンが長年運用してきた社内システムをつなぐ役割を担う。
ニッセンは、レディースファッション、インナーウェア、インテリア、生活雑貨など幅広い商品を、カタログ通販とオンラインストアを通じて展開してきた。今回の刷新では、EC・カタログ・コールセンターを組み合わせた独自のハイブリッドな販売モデルに対応しながら、より柔軟で拡張性の高いコマース環境の実現をめざす。
基盤刷新の背景には、フルスクラッチによるシステム再構築方針の見直しがある。ニッセンは当初、独自開発による基幹ECシステムの再構築を計画していたが、実行リスクやコスト、運用負荷を踏まえて方針を転換した。Fit&Gapによる評価を重ねた結果、長期的な拡張性と継続的なイノベーションを支える基盤として、「Shopify」のエンタープライズ向けプラットフォームを採用した。
「Shopify」の導入にあわせて、サブスクリプションサービスや自社ブランドのクレジットカードなどの独自決済手段、後払い決済、複雑な配送設定など、日本市場特有の業務要件への対応も進める。単なるECサイトのリプレースではなく、ニッセンが長年培ってきた通販オペレーション全体を再設計するプロジェクトと位置付けている。
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