川村トモエ, 湯鳥ひよ+トレンド・プロ(マンガ) 2015/3/4 6:00
この記事は「マンガで納得! インターネット販売 売れるネットショップ開業・運営」の一部を、特別に公開しているものです。

登場キャラクター

あひるのさん

あひるのさん 通販サイトを見て回るのが趣味。

あひるのさん「やーん届いたわ。さっそく開けてみよう。相変わらずきれいなパッケージね。これは納品書かしら? まぁ……! 納品書にハーブティーがおまけとして付いてたわ! いーわね、コレ。毎日飲みたいわ。注文しちゃおう! またおまけが付いてくるかしら」
ピンポーン
あひるのさん「今度のおまけはクッキーね!」

「同封チラシ」は一度は目に入る

前のコツ41でも述べた通り、購入後にメルマガを読んでくれる購入客はほんの一部です。最近では、「メルマガを購読しない」設定を選んでから商品を購入するユーザーも増えています。だからこそ、購入後のサンクスメールやフォローメールなどが重要になるわけですが、これらのメールすら開封しないユーザーもいます。

そこで活用したいのが、商品に同封するチラシや冊子です。購入客は、届いた包みを必ず開封し、中に入っているものを確認し、取り出します。そこに何か伝えたいことを記載したチラシ類を同封しておけば、確実に一度は目に入ることになりますよね。

パンフレットのようにきちんとした体裁のものでなく、白黒のA4紙一枚でも構いません。これに例えば、おすすめ商品・期間限定商品の案内や、店舗紹介ページ(コツ23)を抜粋した店舗紹介などを掲載し、リピート購入を促進します。

ちなみに、広告の一種として「同封広告」というものがあります。通販会社などの配送物にチラシを同封してもらうもので、Amazonや大手通販ショップを利用すると付いてくることが多いです。自社で通販をやっているのだから、封入物は、「無料の同封広告」とも言えます。使わない手はありませんね。

ちなみに、購入に対する店舗からのお礼メッセージを同封しているお店も多いですが、お礼だけではリピートに結びつきにくいもの。「ほかにもいいものがありますよ」と紹介する気持ちでぜひ案内も載せましょう。

あひるのさん「これは納品書かしら?
同封チラシは、お客さんが梱包を開ける際に一度は見てもらえる。
ワキ文具「和気想々mini」
同封チラシ(冊子)の例。 「文房具をもっと好きになるミニミニ情報ペーパー」として、おすすめの文房具情報を紹介している。
【和気想々mini】ワキ文具 http://www.rakuten.ne.jp/gold/bunguya/

クーポンや粗品同封でお得感を演出する

届いた商品に満足し、店への信用が生まれ、今後リピートしてもいいなと思ってくれた購入客がいたとします。こういうお客さんの背中を押す「お得感」があれば、よりリピート率がアップするものです。そこで、同封チラシに、例えば「次回購入時500円引き」や「特定の商品を10%オフ」などのクーポンを付けておきます。リピートだけでなく、類似商品の場合、他店への流出防止にもある程度効果はあるはずです。

また、注力商品のサンプルやちょっとした雑貨などの粗品を同梱するのもおすすめです。ちょっとしたサプライズプレゼントは、購入客の心証をアップしてくれるもの。ただ、「注文していない商品が入っている」などと誤解されないように、簡単な説明メモなどを付けることを忘れずに。

なお、これはあくまでもおまけなので、購入した商品自体が、不備なくきちんと配送されていなければ満足度の向上にはつながりません。不十分なサービスの埋め合わせにはならないので注意しましょう。

あひるのさん「まぁ……! 納品書にハーブティーがおまけとして付いてたわ!
さりげないおまけも効果的。リピート購入への背中を押してくれることも。
画像中文字
同封クーポンの例。 次回購入時の割引クーポンとともに、さりげなく商品紹介もしている。チラシを見ながら携帯電話でも来店できるように、この下にQRコードも掲載するといい。

こんにちは、著者の川村トモエです。

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