この記事は「マンガで納得! インターネット販売 売れるネットショップ開業・運営」の一部を、特別に公開しているものです。

登場キャラクター

けろさわさん

けろさわさん 生活雑貨専門の通販サイトを運営している。

あまの君

あまの君 けろさわさんの通販サイトのスタッフ。

けろさわさん「今日から君がメルマガ担当だ!
あまの君「メルマガかぁ! いかに楽しい内容にするかが大切ですよね
けろさわさん「いやいや、メルマガで一番大切なのは「件名」だよ。メルマガは「件名」で引かれるものがないと読む前に捨てられてしまうからね
あまの君「うわ! シビアだなぁ
けろさわさん「開封してもらえなきゃ何もはじまらない。「件名」はよく考えるんだよ
あまの君「なるほど…… 店長!! 昨日の「件名」の件、考えてきました!!
けろさわさん「おう!
あまの君「こんなのどうですか?「このたびメルマガ担当が若ガエル!!※イケメンです(画像あり)」
けろさわさん「でも開けたらお前の画像なんだろ? ……クレームくるかもよ?

読まなければ出していないのと同じ

厳しいことを言うようですが、どんなに丹精込めて書いたメルマガでも、読まれなければ出していないのと同じです。また、出した店側にとっては、大事な1通ですが、ユーザーから見れば、大量に届くメルマガの中の1通にすぎません。これをまず理解してください。

そして、メルマガで最も重要なのは、「件名」です。なぜなら、メールボックスの中で、開封前にユーザーの目に触れることができるのは件名だけだからです。つまり、開封されるかどうかはメルマガの件名次第と言っても過言ではありません。

開封される件名とは

では、どんな件名を付ければいいのでしょうか。自分なら普段どんなメールから開封するか、考えてみましょう。開封する優先順位は大体決まっているはずです。友人からのメールや仕事関係のメールをまず読み、空き時間で、メルマガを開くはずです。

その中でも、まず「興味のあるキーワード」が入っているメールを開封し、残りは読まずにゴミ箱へ。何の気なしに開いているようですが、件名の文字に思うところがあって開封しているはずです。つまり、件名に、興味を持たれそうなキーワードを入れることが重要なのです。

逆に「○○屋からのお知らせ」「○○ニュースvol.8」などは、NGです。その店が好きで、意図的に購読していない限りは、店舗名だけでは何屋かもわからず、そのメルマガの中身もわからないため、開封する理由がまるで存在しないからです。

また、いくら件名が大事だからといって、メルマガの件名にアピールポイントを詰め込んではいけません。大抵の場合、件名は全角26~30文字までしか表示されず、それ以降は切れてしまいます。本来アピールしたい言葉が、ほかの言葉の中に埋もれて目立たなくなる危険もあるので、長すぎる件名は逆効果です。 件名は20文字以内とし、「ユーザーの目を引く言葉」を含めることで、開封率を高めましょう。

また、店舗名がメール差出人欄に表示されているなら、件名にも店舗名を入れる必要はないですよね、こういった文字数の無駄使いも避けましょう

典型的な「売れる件名」と「売れない件名」のパターン
具体性
例
売れる件名	最大90%オフ!文具の歳末処分セール	季節限定!桜あんみつセット発売開始
売れない件名	超お得な歳末処分セール開催中	注目の新商品がついに登場
メールを開かなくても魅力が伝わることが重要。具体的な数字や目玉品の中身など。
限定性
例
売れる件名	本日最終日!母の日ギフト特集	【先着○名様】冬物ブーツが半額
売れない件名	母の日ギフト特集	冬物ブーツが半額
イベント開始よりも「もうすぐ終了」のメルマガの反応がいい。希少性・限定性を盛り込むと、開封率が上がる。
話題性
例
売れる件名	ご存知ですか?下半身太りの原因	お父さんの株が上がるキャンプセット
売れない件名	女性のためのダイエットグッズ特集	キャンプセットがお得
ユーザーの悩みや、興味を持つ話題を盛り込む。「客層をイメージしてキャッチコピーを作ろう」(コツ24)も参照。

メルマガの読みやすい構成とは

開封してもらえたからといって、最後まで読んでもらえるとは限りません。読者がうまく読み進められるようにメルマガの流れを作ることが重要です。お笑い芸人のように、まず冒頭で読者を「つかむ」。新聞記事のように、「目を引く見出し」(キャッチ)→「本文へ誘う書き出し」(リード)→「わかりやすい本文」という構成にすると、スムーズに読めます。

なお、メルマガの文例は、筆者が所属する「コマースデザイン株式会社」のサイト内に掲載しています。あわせてご覧ください。

また、「読者に知らせたい情報」は、先に書きましょう。例えば、件名に、「セール」と入っていたから開封したのに、店長の近況が長々と続き、最後に駆け足でセールの詳細が書かれていたとしても、途中で読み飽きてしまうはずです。せっかく開封されても水の泡ですよね。

「言葉のダイエット」で濃度を高める

いいメルマガは、ボクサーに似ています。余分な脂肪(言葉)が少なくて、「パンチのある言葉」の割合が高いのです。

下にある文例を読んでみてください。後者は文字数が半分です。言い換えると「濃さが2倍」。これが重要です。

お客さんは、メルマガやネットショップに対して、ほんの一瞬しか興味を向けてくれません。その短い時間で興味を引くためには、だらだらと書いても読んでもらえないのです。実際、メルマガ件名でも本文でも、商品紹介でもイベント案内でも、要件が明確な文章が売れます。回りくどい文章はやめましょう。文章は、削れば削るほど良くなるものです。

そのためには、まず「何を伝えたいか」を明確にし、次に、それ以外の言葉をどんどん削ってみてください。「同じ意味を、より少ない言葉で伝える」のがコツです。例えば「そのまま食べることができます」と「そのまま食べられます」。意味は同じですよね。こんな、ちょっとしたダイエットの積み重ねで、文章は断然わかりやすくなるのです。

とはいえ、熱意がある人ほど、文章が長くなりがちです。そんなときは、あふれる言葉のうち「一番魅力的な部分だけ」を集めて、濃度を高めてください。今以上に魅力的なメルマガになるはずです。メルマガに載せきれなかった細かい話は、リンク先のページに載せましょう

言葉のダイエットの例 店長カワムラ@風邪気味。社長に怒られてもやります! あれもこれもお買い得10周年ありがとうセールはまだまだ開催中!明日までやっちゃいます。→最大80%オフ! 売り切れ続出の開店10周年感謝セール、いよいよ明日まで!

「声に出して読めるメール」を心がける

文字がびっしりと書かれたメールを読んでいると、なんだか息が詰まってきませんか? 文章を声に出して読むときは、息継ぎが必要ですよね。切れ目なくずらずらと続く文章は、読みづらいものです。

黙読でも、頭の中で声を出すので同じことが言えます。そこで、文章のまとまりを意識して、行間を空けてみてください。パソコンの画面は見づらいので、一般的な文章の基準ではなく「絵本程度の行間感覚」がおすすめです。これだけで読みやすくなるので、ぜひ試してみてください。ただし、すべての文章を一行ずつ空けるのは、「意味のまとまり」が読み取れなくなり、逆に読みづらくなるのでやめましょう。

最近は、スマートフォンやタブレットPCなどが普及し、パソコンより小さい画面でメールが読まれることも多くなりました。パソコン向けの罫線を多用する書き方は、ほかのデバイスでは逆に読みづらくなってしまいます。罫線は控え、無駄な言い回しを削り、端的な言葉でメールを書くように意識しましょう。

よろしければこちらもご覧ください

こんにちは、著者の川村トモエです。

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