ファミリーマートがAI活用のシステム「AIレコメンド発注」を導入、店舗の業務効率化と販売機会を最大化

ファミリーマートの「AIレコメンド発注」は、膨大なデータを分析・学習することにより、各店舗におむすびや弁当、サンドイッチなどの最適な発注数を自動で推奨するというもの。同社では店舗の業務効率化や、品揃えの最適化と販売機会の最大化を目指すとしている。

鳥栖 剛[執筆]

7月15日 7:00

ファミリーマートは6月末から、全国500店舗でAIを活用した新たな発注システム「AIレコメンド発注」の運用を開始した。

「AIレコメンド発注」は、膨大なデータを分析・学習することで、各店舗におむすびや弁当、サンドイッチなどの最適な発注数を自動で推奨する発注システム。店舗の業務効率化、品ぞろえの最適化と販売機会の最大化をめざすとしている。

ファミリーマートがAI活用のシステム「AIレコメンド発注」を導入、店舗の業務効率化と販売機会を最大化
店頭での発注イメージ

店舗の発注業務は、自店舗の実績や経験に基づき発注を実施する傾向があるため、商品の欠品による販売機会ロスや廃棄ロスの発生が課題になっていた。ファミリーマートは、こうした課題を解決するため「AIレコメンド発注」を導入した。

「AIレコメンド発注」の特長

ファミリーマートの「AIレコメンド発注」の特長には、①高精度な販売予測②品ぞろえの最適③売場ボリュームの自動調整とフードロス対策④業務効率⑤柔軟な調整機能――をあげている。

高精度な販売予測

AIが過去1年間の販売実績、店舗周辺の通行量(時間帯別、性別、年代別)、気象データ(気温、湿度、降水量、日照量など)、カレンダー情報(祝日など)など多岐にわたる膨大なデータを分析・学習し、日別・便別・単品別に最適な販売予測数を算出する。発注担当者の経験では予測できない変化も捉え、高精度な推奨値を提供するという。

品ぞろえの最適化

自店舗と立地環境が近く、利益額が高い店舗を「お手本店」として販売実績を参照。自店にない売れ筋商品など、これまで発注されていなかった商品を推奨することで、店舗の品ぞろえの改善を提案する。

売場ボリュームの自動調整とフードロス対策

販売予測数に加え、販売機会ロスを防ぐために、次の納品までの在庫の繰り越し分を考慮した「売場ボリュームを保つ数」を自動で算出・加算する。適切な商品陳列量を維持し、販売機会の最大化を図る。反対に、過剰な発注で発生していた廃棄ロスを適正化し、フードロス対策にも繋げる。

業務効率化

AIが推奨値を自動で算出することで、発注業務にかかる時間を1週間あたり約6時間削減し、発注担当者の負担を軽減する。

柔軟な調整機能

AI推奨値は、1日4回更新され、店舗の状況に合わせて手動で調整できる。特に新商品や販促商品、イレギュラーなイベントなど、AIが考慮できない要素に対しては、店舗の判断による調整が可能。

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