瀧川 正実 2023/10/2 7:30

ファミリーマートは10月から、荷物の発送・受け取りができる自社運用のスマートロッカー「ファミロッカー」を東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の1都3県650店舗に順次設置する。顧客の利便性向上や店舗の省力化における実証実験として展開する。

「ファミロッカー」は、レジに並ばなくても荷物の発送と受け取りができる自社運用のスマートロッカー。ECサイトで購入した商品の受け取り、フリマサイトで取引した商品の発送や受け取りなどを想定しており、顧客の利便性向上につながると見ている。

店舗スタッフの業務効率化も期待できる。従来、1件あたり数十秒かかっていたレジでの荷物の取り扱い業務がなくなり、顧客から預かった荷物を事務所やバックヤードで保管する必要もなくなる。

ファミリーマートは10月から、荷物の発送・受け取りができる自社運用のスマートロッカー「ファミロッカー」を東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の1都3県650店舗に順次設置
「ファミロッカー」のイメージ

EC市場の拡大やフリマサイトなどによる個人間取引の増加により、「ファミリーマート」店舗で取り扱う荷物は5年前に比べて約1.3倍に拡大、店舗従業員の作業負荷や荷物の保管場所に関する課題が顕在化してきた。将来的な人口減少による労働力不足も見込まれ、店舗運営における店舗従業員の業務負荷軽減や省力化対応が課題となっている。

こうした課題を解決するため、レジを通さずに荷物の発送と受け取りができる「ファミロッカー」の実証実験を始めることにした。

「ファミロッカー」にさまざまな荷物を集約することで配送を効率化。店舗業務の削減効果、顧客の利用実績、事業性を精査して本格展開の検討を進めていく。

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