ヤマト運輸が一部配送区間で配送体制を見直し、荷物のお届け「翌日」から「翌々日」に

働き方改革関連法の施行に伴う「時間外労働時間の上限規制」などが、2024年4月から「自動車運転の業務」にも適用される物流業界の「2024年問題」。配送体制の見直しで、ドライバーの負荷軽減などにつなげる

瀧川 正実

2023年4月19日 9:00

ヤマト運輸は関東圏から四国4県など、一部エリア間の配送予定日を、6月1日から従来の「翌日」から「翌々日」に変更する。

対象サービスは、宅急便、宅急便コンパクト、EAZY、ネコポス、JITBOXチャーター便。

対象区間(以下を参照)の荷物は従来、受け取った翌日に配送できた。6月1日からは「翌々日」に変更する。時間帯指定は午前中から全時間帯(5区分)指定可能。

  • 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、群馬県、栃木県、山梨県、新潟県と、島根県(松江市、安来市のみ対象)、広島県(福山市のみ対象)、鳥取県、岡山県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県の間で配送される荷物
  • 岩手県と滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県の間で配送される荷物
  • 富山県、静岡県(浜松市、磐田市、掛川市、菊川市、御前崎市、榛原郡、島田市、牧之原市、袋井市、湖西市、周智郡のみ対象)から福岡県へ配送する荷物
ヤマト運輸は関東圏から四国4県など、一部エリア間の配送予定日を、6月1日から従来の「翌日」から「翌々日」に変更する
変更内容について(画像はヤマト運輸のHPからキャプチャ)

配送体制の見直しで、ドライバーの負荷軽減などにつなげる。働き方改革関連法の施行に伴う「時間外労働時間の上限規制」などが、2024年4月から「自動車運転の業務」にも適用される物流業界の「2024年問題」。ドライバー不足の解消などが課題にあがっている。

労働力減少による賃金や時給単価の上昇、2024年問題を控えた物流事業者を取り巻く外部環境などの変化・対応のためヤマト運輸は4月3日、宅急便、宅急便コンパクト、EAZY、国際宅急便の運賃を値上げしている。

この記事をシェアしてほしいタヌ!

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る

企画広告も役立つ情報バッチリ! Sponsored

「サムソナイト」「グレゴリー」のEC改善事例。CVR改善+購入完了率が最大45%増の成果をあげたアプローチとは 11月12日 7:00 スマホゲーム「モンスト」ファンがお得にアイテムを購入できる「モンストWebショップ」はなぜ「Amazon Pay」を選んだのか。導入効果+UI/UX向上に向けた取り組みを聞いた 10月30日 7:00 アンドエスティが「3Dセキュア2.0」の超効率的運用に成功したワケ。オーソリ承認率大幅改善、売上アップにつながった不正対策アプローチとは? 10月28日 7:00 EC業界で市場価値を最大化する――「全体を見渡せる人材」になるためのキャリア設計 10月27日 7:00 転売ヤーが引き起こすEC市場の混乱に立ち向かう! Shopifyパートナー・フラッグシップが提案する最新対策 9月29日 8:00 14か月で累計売上30億円超え。 韓国のネイルブランド「ohora」の急成長を支えたEC戦略とは 9月22日 8:00 生成AI検索が変える消費者の購買行動。UGC活用でサイト流入を最大化する 9月10日 8:00 ほしい商品が見つからないイライラを解消し、CVRを向上! 検索機能強化と顧客満足度アップを実現するBtoB-ECサイト改善のポイントとは? 9月9日 7:00 B向けEC担当者必見。BtoBビジネスを成功に導くサイト内検索の最適化戦略 9月3日 8:00 クリック率3倍、セッション数2.3倍を実現したECサイトの取り組みとは? リアル店舗のような“ワクワク感”を再現するPLAZAの事例 9月2日 7:00