鳥栖 剛[執筆] 6/5 6:00

MMDLaboが運営するMMD研究所は、LP表示速度改善ツール「LandingHub」を提供するTeNと共同で「消費者のWebサイトの表示に関する調査」を実施、その結果を公表した。それによるとサイトの読み込みが遅いと離脱する割合は約4割、サイト表示で我慢できる時間は「10秒以下」が7割超だった。

読み込みが遅いと感じた経験+遅いと感じたサイトジャンル

20歳~69歳の男女1万人のうち、直近1年間にスマートフォンでWebサイトを利用した7491人を対象に、スマホでWebサイトを見ている際の読み込みについて聞いたところ、「読み込みが遅いと感じたことがある」と回答した割合は43.0%だった。

MMDLaboが運営するMMD研究所が調査 サイトの読み込みが遅いと離脱するは約4割。サイト表示で我慢できる時間は「10秒以下」が7割
読み込みが遅いと感じた経験ありは4割強

スマホのWebサイトの読み込みが遅いと感じたことがあると答えた回答者3219人を対象に、スマホで読み込みが遅いと感じたことがあるWebサイトのジャンルを聞いたところ、「ニュース、メディアサイト」が30.2%と最多。「ECサイト(Amazonや楽天などの総合モール型)」が27.3%、「動画配信サービス」が17.6%で続いた。

MMDLaboが運営するMMD研究所が調査 サイトの読み込みが遅いと離脱するは約4割。サイト表示で我慢できる時間は「10秒以下」が7割
読み込みが遅いと感じたサイトジャンルでモールECが2位に

我慢できる表示までの時間+ストレスを感じる時間

スマホのWebサイトの読み込みが遅いと感じたことがあると答えた回答者3219人を対象に、表示が遅い時の我慢できる時間を聞いたところ、最も多かったのは「4秒~5秒程度」で27.3%。10秒以下(「1秒以内程度」~「6秒~10秒程度」の合算割合)の回答は71.3%となった。

MMDLaboが運営するMMD研究所が調査 サイトの読み込みが遅いと離脱するは約4割。サイト表示で我慢できる時間は「10秒以下」が7割
7割が表示にかかる時間で我慢できるのは「10秒以内」

スマホのWebサイトの読み込みが遅いことでストレスを感じると回答した3003人を対象に、ストレスを感じ始める時間を聞いたところ、最も多かった回答は「6秒~10秒程度」で27.4%。10秒以下と回答した割合は52.6%だった。

Webサイトの読み込みが遅いサイトの離脱経験

スマホのWebサイトの読み込みが遅いと感じたことがあると回答した3219人を対象に、スマートフォンのWebサイトの読み込みが遅いと感じた際に離脱した経験を聞いたところ、「経験がある」が39.5%、「経験はない」が60.5%となった。

MMDLaboが運営するMMD研究所が調査 サイトの読み込みが遅いと離脱するは約4割。サイト表示で我慢できる時間は「10秒以下」が7割
サイト読み込みの遅さで離脱は4割弱に

読み込みが遅いと感じるシチュエーション

スマホのWebサイトの読み込みが遅いと感じたことがあると回答した3219人を対象に、Webサイトの読み込みが遅いと感じるシチュエーションを聞いたところ、「欲しい情報を探しているとき」が46.4%と最も多く、次いで「スキマ時間など、時間が限られているとき」が34.5%、「商品やサービスを比較、検討しているとき」が26.5%と続いた。

MMDLaboが運営するMMD研究所が調査 サイトの読み込みが遅いと離脱するは約4割。サイト表示で我慢できる時間は「10秒以下」が7割
「欲しい情報を探しているとき」にサイトの読み込みの遅さを感じる人が多かった

離脱するサイトジャンル+その理由

Webサイト離脱経験者512人を対象に、途中で離脱することの多いWebサイトのジャンルを聞いたところ、「ニュース、メディアサイト」が32.0%と最も多く、「ECサイト(Amazonや楽天などの総合モール型)」(23.6%)、「ブログ、まとめサイト」(19.1%)と続いた。

MMDLaboが運営するMMD研究所が調査 サイトの読み込みが遅いと離脱するは約4割。サイト表示で我慢できる時間は「10秒以下」が7割
途中で離脱することの多いサイトジャンルの2位もモール型ECがあがった

Webサイト離脱経験者512人を対象に、Webサイトから途中で離脱する理由を聞いたところ、「ページの表示が遅かったから」が54.9%と最も多く、次いで「通信環境が悪くて表示されなかったから」が40.8%、「広告やポップアップが多くて煩わしかったから」が35.4%だった。

MMDLaboが運営するMMD研究所が調査 サイトの読み込みが遅いと離脱するは約4割。サイト表示で我慢できる時間は「10秒以下」が7割
サイト離脱理由1位は「ページの表示が遅い」

調査概要

  • 調査名:「消費者のWebサイトの表示に関する調査」
  • 調査期間:2025年5月14日~5月16日
  • 有効回答:<予備調査>10,000人 ※人口構成比に合わせて回収<本調査>512人
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査対象:<予備調査>20歳~69歳の男女<本調査>Webサイト離脱経験者
  • 設問数  :<予備調査>11問<本調査>3問
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