2024年BtoB越境ECランキング発表 ラクーンコマース海外流通額19%増、日本製食器・文具が各国で人気拡大 ~2025年トレンド予測は推し活&手芸~

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2024年11月19日(火)
ラクーンホールディングス
BtoB向け海外卸販売サイト「SD export」を運営する株式会社ラクーンコマース(本社:東京都中央区、代表取締役社長:和久井 岳、以下 ラクーンコマース)は、「2024年BtoB越境ECランキング」を発表しました。




■サマリー
・海外流通取引総額は、昨対比で19.2%増加し18億8千万円に到達
・「国別流通額 伸び率ランキング」TOP3は、タイ、韓国、オーストラリア
・「人気商品国別ランキング」では、各国6位以内に「食器」と「筆記用具」がランクイン

■「2024年BtoB越境ECランキング」の発表について
ラクーンコマースによる越境ECの海外流通取引総額は、直近の2025年4月期第一四半期(2024年5月~7月)時点で昨対比19.2%増加の18億8千万円に達し、成長を続けています。
昨今、インバウンド需要が高まり日本と海外の行き来が活発化するなかで、世界に売り出そうと挑戦する日本の中小メーカーが急増しています。また2022年10月に閣議決定された経済対策には「新規輸出1万者支援プログラム」が盛り込まれるなど、これまで輸出経験のない中小企業や地域企業でも迅速に準備や商談、輸出を進められるサポート体制の整備が進んでいます。
2024年9月に経産省より発表された「令和5年度電子商取引に関する市場調査報告書」では、中国消費者及び米国消費者が日本事業者から購入する越境EC購入額が、それぞれ前年比7.7%増加、14.4%増加したと言及され、今後の伸びも期待されています。日本商品の世界各国での売れ行きに注目が集まっています。

■「国別流通額 伸び率ランキング」はタイがトップ
ラクーンコマースの越境EC輸出先は、流通額ベースで1位が台湾、2位が香港、3位が北米となり、台湾が約4割を占めています。
流通額上位国を対象に抽出した「国別流通額 伸び率ランキング」では、特にタイ(87.7%)、韓国(67.9%)、オーストラリア(54.2%)、アメリカ(41.0%)の成長率が高く、これらの市場における日本商品への需要が拡大しているといえます。円安の影響や、日本のキャラクターブームが起こっていることも成長要因として考えられます。

2025年4月期第一四半期(2024年5月~7月)と前年同期(2023年5月~7月)の比較

■人気商品ランキング(国別)では、各国共通で「食器」と「筆記具」 が上位ランクイン
特にラクーンコマースの顧客層は、各国の小売店を始めとする小規模事業者が多いことから、特定のブランド商品が指名買いされるケースよりも、日本のメーカーの高品質な商品や、「伝統的な日本らしさ」が感じられる商品が好まれる傾向*があります。
2024年の「人気商品国別ランキング」では、各国ごとの特性により、売れ筋商品が異なる結果がでています。これまで台湾では食器が一番人気でしたが、コロナ禍の渡航制限により日本に買い付けに行けなくなった影響で越境ECへのスライドが起こったこと、また日本のアパレルブランドの根強い人気と円安が相まって、アパレルが1位となりました。
共通点としては、特に各国6位以内に「食器」と「筆記具」がランクインしているほか、「ぬいぐるみ・人形」も多くの国で人気を集めていることから、これらのカテゴリーは越境ECでのマーケティングや販路拡大において重要な商品カテゴリーといえます。


抽出期間:2024年1月~9月

■2025年トレンド予測
SD exportでは、今後さらに注力するジャンルとして「ステーショナリー」「手芸クラフト」「カルチャー系商品」の3つのジャンルに注目しています。日本のステーショナリーは、機能性とデザインの美しさから海外でも注目を集めています。また、アメリカやヨーロッパで人気が高まっている「手芸クラフト」分野では、日本製の手芸用品がその高品質な発色から評価されており、YouTubeライブ配信を通じた現地での魅力発信にも力を入れています。そして「推し活」グッズは、日本の漫画やアニメ等のコンテンツの躍進に合わせて、独自のカルチャーとして海外で広がりをみせている注目のジャンルです。推し活グッズの流通額は2024年1月から9月までで出品商品数4倍、流通額7倍に伸びています。各国での文化に寄り添いながらプロモーションを行うことで、その人気をさらに広げていくと予測しています。



昨今、人々の趣味嗜好が多様化する中、SD exportでは各ジャンルの市場に、より細分化したコミュニティを形成し、現地の商習慣や文化に合わせたローカライズ戦略を強化します。また、お客様にとってSD exportが単なるツールではなく、信頼できるパートナーとして認識されるよう、リアルな接点の創出を通じてより身近で寄り添った存在となることを目指してまいります。


*プレスリリース「インバウンド購買実態調査」https://news.raccoon.ne.jp/press/2024/7040/

■参照
スーパーデリバリー https://www.superdelivery.com
メーカーと小売店やサービス業などの事業者が取引する卸・仕入れサイトです。商品掲載数は約170万点。メーカーにとっては、地域を超えた41万店舗への販路拡大ツールとして効果を発揮し、小売店にとっては3,200社を超える出展企業とインターネットを通して取引でき、仕入先を大幅に拡大することが可能です。またコストや手間、リスク等を解消し効率的な取引を実現します。第1回日本サービス大賞にて地方創生大臣賞を受賞。(数字は全て2024年8月末時点)


SD export https://www.superdelivery.com/en/
「スーパーデリバリー」の越境EC版として2015年に開始。幅広いジャンルの商品を約83万点以上取り扱っています。輸出作業や手続き、代金回収はすべてSD exportが代行するため、出展企業は国内販売方法と変わらない作業で手間やリスクなく海外への販売が行えます。世界134か国を対象に、マッチングから受注、決済、貿易事務、物流のすべてをオールインワンで提供しています。

■会社概要
株式会社ラクーンコマース https://www.raccoon.ne.jp/commerce/
代表者:代表取締役社長 和久井 岳
所在地:東京都中央区日本橋蛎殻町1丁目14番14号
設立:2018年11月
資本金:300,000千円
株主:株式会社ラクーンホールディングス100%

株式会社ラクーンホールディングス https://www.raccoon.ne.jp
代表者:代表取締役社長 小方 功
所在地:東京都中央区日本橋蛎殻町1丁目14番14号
設立:1995年9月
資本金:1,864,071千円(2024年8月末現在)
株式:東京証券取引所プライム市場上場 証券コード3031

■サービスに関するお問合せ先
株式会社ラクーンコマース
セラーマネージメント部
sales@superdelivery.com

■報道関係者からのお問合せ先
株式会社ラクーンホールディングス
広報 大久保・矢次
pr@raccoon.ne.jp


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