SaaS事業やメディア事業、EC事業を手がけるアイブリッジは3月30日、セルフ型アンケートツール「Freeasy(フリージー)」のモニター会員を活用し、「推し活」に関する調査を実施しその結果を公表した。それによると、「推し活」をしている割合は30.0%で、月額支出は1万円未満が多数派。企業が「推し」とコラボした場合、好感度が上がると回答した割合は73.0%にのぼった。
推し活実践者は3割、関心層は約半数に拡大
「現在、推し活をしているか」との問いに対し、「している」は30.0%。「以前はしていたが現在はしていない」は7.3%、「興味はあるが未経験」は10.4%で、関心層は合計47.7%に達した。一方、「興味も経験もない」は52.3%だった。
アイブリッジは、推し活実践者の割合が普及理論における「キャズム(16.0%)」を超えている点に着目し、推し活は一部の熱量の高い層にとどまらず、一般化が進んでいると分析している。
支出は「月1万円未満」が7割超、4人に1人は高支出層
推し活に使う月額は、「1千円未満」が25.3%、「1千円以上~5千円未満」が28.7%、「5千円以上~1万円未満」が20.3%で、1万円未満が合計74.3%を占めた。
一方、「1万円以上~2万円未満」は11.7%、「2万円以上~5万円未満」は8.3%、「5万円以上」は5.7%で、1万円以上の支出層は25.7%となった。少額の継続的な消費が中心である一方、一定の高支出層も存在する構図が浮かび上がる。
「推し」コラボで好感度上昇、購買行動にも波及
「推し」と企業のコラボレーションに対する好感度は、「上がる」が33.0%、「やや上がる」が40.0%で、合計73.0%に達した。コラボ施策がブランド好意の形成に寄与しているこ。
また、コラボ商品の購入意向は4割強にとどまったものの、「推し」をきっかけとした購買経験は6割に達した。アイブリッジは、推し活と消費の親和性は高く、特に食品・飲料など日常消費カテゴリーで購買につながりやすいと分析している。
市場規模は約4.1兆円、日常消費と融合が進む
推し活総研が1月に実施した「第3回 推し活実態アンケート調査」を引用し、推し活市場の規模を約4.1兆円と推定。国内の清涼飲料市場(約4.7兆円)に迫る規模とし、特定の趣味領域にとどまらず、日常的な消費市場として拡大しているとした。
調査概要
- 調査タイトル:推し活についてのアンケート
- 調査期間:2026年2月27日
- 調査対象:15歳以上の男女(性年代別に均等割付)、計1000人
- 調査方法:インターネット調査
- 調査地域:全国
