EC一元管理ASP「CROSS MALL」やBtoB専用ECパッケージ「アラジンEC」などを展開するアイルは4月1日、全社員向けに「ライフサポート休暇」を制定した。従前は無給だった、家族の看護・介護など6つの事由による休暇を、有給休暇として取得できるようにする。取得は月に1日まで。
「ライフサポート休暇」の特長
「ライフサポート休暇」の取得対象となる事由は、①子の看護・行事参加・ワクチン接種 ②家族の介護 ③生理に関わる体調不良 ④不妊治療 ⑤障がいによる通院 ⑥三大疾病・指定難病による通院。
取得単位は「1日」「半日」「時間単位(1時間から取得可能)」で、月に1日まで。年間取得制限は設けていない。対象者は全社員(正社員、契約社員、パートタイマー・アルバイト、嘱託)。入社初日から「ライフサポート休暇」の取得権利を付与する。
社員は、勤怠申請時にシステム上で「ライフサポート休暇」と休暇理由の該当区分を選択すると取得できる。
制定の背景
アイルは2021年に、生理による休暇を年次有給休暇とは別で月1日まで有給休暇として取得できるようにした。従前は無給としていた。近年、生理による休暇の取得率は約22%(2025年1月~2026年1月実績)となっており、必要とする社員に活用されているという。
その経緯を踏まえ、さまざまな事情で定期的に休暇が必要な場合に、性別・年代を問わず有給休暇の残日数を気にすることなく休暇を取得できるよう、有給休暇の用途の拡大を決めた。取得しやすさを重視し、一定時間のみ業務を停止したい場合も有給休暇となるよう、「ライフサポート休暇」は1時間から取得可能とした。
アイルは「年次有給休暇と別で取得できる事由を広げることで、本来心身を休めるための休暇を皆が平等に取得できるよう努める」としている。
アイルの組織強化の取り組み
アイルの離職率は2.3%となっており、業界平均10.2%を大きく下回っている。2015年からの10年間で社員数は倍増したのに対し、離職率は少なくなった。
アイルはこれまで、組織強化の取り組みとして、育児支援、コロナ禍対応、勤務体制、評価・各部署の活動の可視化などを行ってきた。具体的には、育児休暇制度の充実化、時短勤務制度の延長、在宅勤務やワクチン接種などに関する制度化、部署横断型のコミュニケーション活性化プロジェクトなどを実施してきた。
アイルは「社会動向と社内の声をもとに、都度体制の改善に取り組んでいる」としている。
