Facebook・Instagram・TikTok・Xのヘビーユーザーはどんな層? FBは40代以上の男性が半数、インスタは女性が6割超
ヴァリューズが実施した4大SNSのヘビーユーザー比較調査によると、Facebookのヘビーユーザーは40代以上の男性が半数を占め、Instagramは10~30代を中心に女性が6割超を占めることなどがわかった。
ヴァリューズが独自保有する約250万人の消費者パネルから収集した行動ログデータとアンケートデータを活用し、4大SNSである「Facebook」「Instagram」「TikTok」「X」それぞれのヘビーユーザーについて調査。ヘビーユーザーの属性、購買意識や興味関心などを調査してユーザープロファイルを作成した。
2024年3月に対象となる4大SNSのスマホアプリを各150回以上(1日約5回以上)起動しているユーザーを「ヘビーユーザー」と定義。スマホからのアクセスを集計し、ヴァリューズ保有モニターでの出現率を基に、国内ネット人口に則して推測した。
各SNSアプリのユーザー属性
性年代別の傾向を見ると、Facebookは他SNSよりも20歳代の割合が低く、40歳代以上の男性が全体の47%を占めるなど、男性が過半数を占める唯一の媒体となった。
Instagramは20歳代女性を中心に、10~30歳代女性の割合が高く、女性割合が66%と他SNSと比べて最も高い。
TikTokは男女ともに10歳代が最大で、10~20代男女で過半数を占めた。
Xは男女ともに20歳代が多く、他SNSと比較すると20・30歳代男性の割合が最も多い。全体では男性割合が48.7%、女性割合が51.3%で、最も男女比率に差がないSNSとなっていた。
日頃の購買意識
アプリ起動者に定点で聴取しているアンケート結果から集計。Instagramユーザーは「1人で過ごすことが好き」が少なく、「休日の過ごし方はアウトドア派である」が高いという。友達と出かけることが好きな若い女性というユーザー像がうかがえる。また、「クチコミや評判を参考にする」「自分が良いと思ったことを人に伝える」といった項目も高く、Instagramには発信頻度が高いユーザーが集まっている傾向がある。
TikTokは、「高価なものを買うときには事前によく調べる」「デザインよりも機能を重視する」ユーザーの割合が低い一方、「ブランド品や流行品を購入する」の割合が比較的高い。ヴァリューズでは「高価格帯の商品でもデザインが良かったり、ブランド品であったり、流行っている物であれば衝動買いする若い男女が多いと推察できる」と分析している。
普段魅力に感じる販促施策
アンケート結果から集計した。Xユーザーは「SNSで公式アカウントをフォローすると10%割引」「SNSでシェアすると10%割引」の項目が他SNSと比べて高く、SNSでのエンゲージメントを条件とした割引を魅力に感じるユーザーが多い。
Instagramも「SNSで公式アカウントをフォローすると10%割引」を魅力に感じるユーザーの割合は高いが、「SNSでシェアすると10%割引」はやや低め。アカウントフォローには抵抗がないが、シェアには抵抗がある人が比較的多いようだ。
サイト上でよく閲覧されているトピック
Xのユーザーはマンガ・アニメ、電子書籍、オンラインビデオ、ゲーム、ポップスといった項目への関心が高い。Xにはエンタメに関心の高い若い男女が多い傾向があると見られる。一方、株式・債券、ギャンブル、健康・医療などのトピックはあまり閲覧されていなかった。
ヴァリューズではこの調査レポートの完全版を無料ダウンロード提供しており、完全版では、ユーザー属性の職業・世帯年収&同居家族や、消費行動としての情報収集元・購買意識・主な買い物場所・支出内訳・Amazon&楽天市場の閲覧カテゴリ比較などまで調査結果を解説している。
【登録は無料】売上アップ&業務改善につながるAI活用、中国発EC「SHEIN」衝撃のサプライチェーン大解剖、BtoB-EC、DX、リテールメディアなど、最新トレンド、最先端テクノロジー活用、事例、最新ソリューションなどが学べるセッションをオンデマンド配信します。期間は8/5~21まで。