食品ECの北国からの贈り物、民事再生手続き。スポンサー候補「食共創パートナーズ」の下で事業再建

北国からの贈り物が民事再生手続の開始決定を受けた。スポンサー候補に食共創パートナーズを挙げ、ふるさと納税事業とEC事業は継続しながら再建を進める。

鳥栖 剛[執筆]

4月13日 7:00

北海道グルメのECサイトを運営する北国からの贈り物は4月10日、民事再生手続の開始決定を受けたと発表した。4月1日に埼玉地方裁判所へ再生手続開始を申し立て、4月8日付で開始決定を受けた。今後はスポンサー支援を前提に、事業再建を進める。

食品ECの北国からの贈り物、民事再生手続き。スポンサー候補「食共創パートナーズ」の下で事業再建
グルメEC「北国からの贈り物」のトップページ(画像は編集部がキャプチャ)

北国からの贈り物によると、飲食事業や絵画事業、海外事業、旅行事業など新規事業への投資が好転せず、採算が悪化。現在は債務超過に陥っているという。こうした状況を踏まえ、事業継続と取引先への影響を最小化することを目的に、民事再生手続に入った。

スポンサー候補には、食共創パートナーズ(FCCP)を選定した。FCCPは、総合食品卸のトモシアホールディングス傘下の旭食品と、戦略・業務改革・DX支援を手がけるINTLOOPによる合弁会社。北国からの贈り物は、食共創パートナーズの支援の下で再建を図る方針だ。

北国からの贈り物は主力のふるさと納税事業とEC事業を継続する方針を明示。「今後も従前と変わらず、事業を継続していく」と説明している。

また、裁判所による4月8日の開始決定以降に発生する売掛金については、共益債権として通常通り支払いが可能という。取引先に対しては安心して取引を継続してほしいとしている。

北国からの贈り物は、1998年に蟹卸売業「加藤水産」のネット部門としてスタート。カニのネット通販を浸透させた企業の1社である。その後、「アンジェ」「桃源郷」と共に「北国からの贈り物」はEC業界の成長をけん引する企業に成長。ふるさと納税、飲食事業など事業を多角化していった。

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