コクヨ傘下でBtoB-ECを展開するカウネットは5月27日、ギフト専門商社のアデリーと連携し、法人向けの「ギフト専用サイト」を開設した。アデリーとのパンチアウト連携によって実現したもので、複数配送先への一括手配や、のし指定など、法人ギフトで煩雑になりがちな実務をサイト上で完結できるようにした。

パンチアウト連携とは、購買管理システムやEC基盤と外部サイトを連携し、外部サイトで選んだ商品を元の購買システム側のカートやワークフローに戻し、そのまま発注・購入できる仕組みのこと。企業は専門性の高い外部ECサイトの商品を利用しながらも、自社の購買フローや承認フロー、決済管理の枠組みのなかで一元的に運用できる。
カウネットはこの仕組みを活用し、これまでもビックカメラ、トラスコ中山、アズワン、エスコ、マルツエレックなどの外部サイトと連携してきた。今回のアデリー連携では、ギフト選定や配送先設定、のし指定といった贈答特有の操作を専用サイト側で行い、その内容をカウネットのカートへ引き継ぐことで、法人ギフトの手配を効率化している。
新サイトは、お中元・お歳暮などの季節ギフトに加え、従業員向けギフト、慶弔、周年記念、手土産、福利厚生など、年間を通じた多様な贈答需要に対応する。取扱商品は、洗剤、お菓子、乾物、コーヒーなどを含む約600品番。
今回の取り組みの特徴は、従来の法人ギフト注文で課題となっていた業務負荷の軽減にある。これまでカウネットのギフト注文では、1回の注文につき届け先が1か所に限られていたため、複数の送付先にギフトを贈る場合は、届け先ごとに注文を繰り返す必要があった。また、のし掛けについても、産直ギフトでは指定できないケースや、在庫品では専用フォームから申請が必要なケースがあり、手配業務が煩雑になっていた。
新たに開設したギフト専用サイトでは、1回の注文で複数配送先を一括指定できるほか、21種類ののし掛けや配達日時の指定にも対応する。さらに、送付先情報を保存・管理できるアドレス帳機能も備え、季節ごとに発生する継続的な贈答業務を効率化する。選定した商品情報はカウネットのカートに自動で引き継がれ、決済までスムーズに完結できるようにした。

今回の取り組みの背景には、法人ギフト市場の変化がある。中元・歳暮の自粛が進む一方で、贈る相手を厳選し、選定基準を引き上げる傾向が強まっているという。送付件数は減少する一方でギフト単価は上昇しており、従業員エンゲージメント向上を目的としたBtoE(従業員向け)ギフトの需要も伸びている。贈答シーンも、季節行事だけでなく、周年記念、慶弔、手土産、福利厚生などへ広がっている。
カウネットは、こうした市場動向や多様化するニーズに対応するため、従来のシステム制約による実務上の課題を解消する仕組みとして、アデリーとのパンチアウト連携を実施したとしている。
あわせて、サイト開設を記念したキャンペーンも開始した。7月31日までの期間中、アデリー連携のギフト専用サイトで税込4000円以上の商品を購入したカウネット法人会員を対象に、500ポイントを付与する。付与は1法人1回限りで、ポイント付与時期は8月下旬ごろを予定している。
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