LINEヤフー、AIエージェント「Agent i」の機能拡大。画像生成、パーソナライズを追加

ECの観点で注目される「お買い物」領域を中心とした購買支援機能の強化としては、会話を重ねてユーザーの好みや状況を理解し、より関連性の高い回答や提案が可能になる「メモリ機能」が追加される

大嶋 喜子[執筆]

6月9日 7:00

LINEヤフーは6月5日、AIエージェント「Agent i」の機能を拡大し、「パーソナライズ機能」「画像生成機能」を追加した。ユーザー1人ひとりに最適化した、より自然でスムーズなAI体験を提供する。

「お買い物」「おでかけ」など「Agent i」が備えているユーザーの目的別の“領域エージェント”は、合計で15領域に拡大した。

「Agent i」は、「Yahoo! JAPAN」のAIアシスタントと「LINE」の「LINE AI」を統合したAIエージェントブランド。ユーザーとの会話を通して情報収集や課題解決をサポートする。領域エージェントは、LINEヤフーの各種サービスと連携した領域特化型AIとなっている。AIが情報を整理し、最適な選択肢を提案する。

LINEヤフーが今回追加した「パーソナライズ機能」「画像生成機能」の特長は次の通り。

パーソナライズ機能

パーソナライズ機能では、「メモリ機能」と「トーン設定」を提供する。

メモリ機能

「Agent i」がユーザーとの会話のなかから役立つ情報を自動で保存する。会話を重ねることで、ユーザーの好みや状況を理解し、より関連性の高い回答や提案が可能になる。ユーザーは保存されたメモリをパーソナライズ設定画面から確認できる。

今後は、購買を支援する「お買い物」や、観光のモデルコースなど外出のプランを作成する「おでかけ」などの領域エージェントにも、メモリ機能を活用した回答の生成を予定している。

LINEヤフーは2026年4月から段階的にメモリを生成している。ユーザーはパーソナライズ設定画面から、メモリの削除やメモリ機能のオフ設定ができる。

パーソナライズの設定方法
パーソナライズの設定方法

トーン設定

ユーザーはAIによる回答のトーンを好みに合わせて設定できる。選択できるトーンは「フレンドリー」「ツンデレ」「執事」など10種類。また、ニックネームを登録すると、会話中にAIがニックネームで呼びかける。

話し方のトーンを設定した後のAIによる回答イメージ
話し方のトーンを設定した後のAIによる回答イメージ

画像生成機能

「画像生成」機能では、ユーザーが入力したテキストから画像を生成する。このほか、ユーザーがアップロードした画像の加工や修正にも対応する。

画像生成の方法
画像生成の方法
アップロードした画像の加工・修正方法
アップロードした画像の加工・修正方法

「画像生成機能」は1日あたりの利用回数に上限を設けている。

6月5日時点では、生成した画像はチャット履歴に表示されないが、今後、表示可能となるアップデートを予定している。

領域エージェントの拡大

領域エージェントには、「学び」「くらし」「エンタメ」など7領域を新たに追加した。これにより、領域エージェントは全15領域に拡大した。一部はβ版として展開している。

今後の見通し

2026年夏頃には、企業や店舗向けに、「LINE公式アカウント」でAIエージェントを構築できる「LINE OA AIモード」を順次提供する予定。加えて、戦略策定から施策実行までを支援する法人向けAIエージェント「Agent i Biz」も8月に提供を予定している。

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