物価高の影響8割が実感。節約術上位は「特売の活用」「代替品の選択」「ポイ活」

節約しても支出を減らしにくいものは「食品」が最多だった。物価高の影響がなければお金を使いたいことでは、旅行関連の回答が多く見られた

大嶋 喜子[執筆]

7月15日 9:00

共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営するロイヤリティマーケティングが実施した「物価高における節約行動に関する調査」によると、回答者の8割以上が物価高の影響を感じると答え、主な節約方法は「特売の活用」「代替品の選択」「ポイ活」などがあがった。

調査対象は国内在住の20~60代の1000人(Ponta会員で「Pontaリサーチ」の会員登録をしているユーザー)。調査期間は2026年6月8~15日。

8割超が物価高の影響を実感、50代では「非常に感じる」が63.0%

現在の生活において、物価高騰の影響をどの程度感じているかについて、「非常に感じる」が51.3%、「やや感じる」が32.1%で合計83.4%が物価高の影響を感じていることがわかった。

物価高の影響8割が実感。節約術上位は「特売の活用」「代替品の選択」「ポイ活」
物価高騰の影響について

年代別に見ると、「非常に感じる」は50代が63.0%で最も高く、次いで60代が57.0%、40代が56.0%。40代以上では「非常に感じる」と回答した割合が半数を超えた。

物価高の影響8割が実感。節約術上位は「特売の活用」「代替品の選択」「ポイ活」
物価高騰の影響について(年代別)

特に値上がりを実感するものは、最多が「食品」で87.6%、続いて「日用品」が54.1%、「外食」が51.8%、「電気・ガス代」が43.1%だった。

物価高の影響8割が実感。節約術上位は「特売の活用」「代替品の選択」「ポイ活」
特に値上がりを実感するもの(複数回答)

65.0%が節約を実施、特売や代替品、ポイ活を活用

物価高騰を受けて節約をしているかを聞いたところ、「積極的に節約している」が23.2%、「やや節約している」が41.8%で合計65.0%が「節約をしている」と回答した。

物価高の影響8割が実感。節約術上位は「特売の活用」「代替品の選択」「ポイ活」
物価高騰を受けて節約をしているか

現在実施している具体的な節約術は、「スーパーの特売を活用する」が48.5%で最も高く、続いて「安い商品・代替品を選ぶ」が47.6%、「ポイ活を積極的に行う」が45.7%、「ポイント・キャッシュレス決済を活用する」が44.8%、「クーポンを活用する」が44.4%だった。

物価高の影響8割が実感。節約術上位は「特売の活用」「代替品の選択」「ポイ活」
現在実施している具体的な節約術(複数回答可)

節約しても減らしにくい支出、最多は「食品」

現在節約に取り組んでいる人に、節約をしていても支出を減らしにくいと思うものを聞いたところ、最も多かったのは「食品」で56.2%、続いて「電気・ガス代」が50.1%、「水道代」が35.4%、「ガソリン代」が33.1%だった。ロイヤリティマーケティングは「生活に欠かせない支出においては、節約だけでは対応しきれない」と考察している。

一方、「趣味・娯楽費」は11.3%、「旅行費(交通)」は9.1%、「旅行費(宿泊)」は8.8%、「サブスクサービス」は3.3%にとどまった。

物価高の影響8割が実感。節約術上位は「特売の活用」「代替品の選択」「ポイ活」
節約をしていても支出を減らしにくいと思うもの(複数回答可)

節約情報の入手先は「テレビ」が最多、若年層はSNS・動画も活用

節約に関する情報を主にどこから得ているかは、「テレビ」が最多で51.2%、続いて「ニュースサイト」が35.9%、「YouTube」が24.0%、「家族・友人」が22.9%だった。

物価高の影響8割が実感。節約術上位は「特売の活用」「代替品の選択」「ポイ活」
節約に関する情報を主にどこから得ているか(複数回答可)

情報源におけるデジタルメディアや生成AIの利用状況を年代別に見ると、20代・30代では「YouTube」がそれぞれ36.5%・35.2%、「Instagram」がそれぞれ28.2%・24.7%、「X(旧Twitter)」がそれぞれ26.9%・24.1%で、SNSや動画サービスの利用割合が高かった。

物価高の影響8割が実感。節約術上位は「特売の活用」「代替品の選択」「ポイ活」
年代別:節約に関する情報を主にどこから得ているか(デジタルメディア・生成AI抜粋)(複数回答)

物価高がなければお金を使いたいこと、旅行関連が最多

物価高騰の影響がなければ、本当はやりたいこと・お金を使いたいことを自由回答で聞いたところ、「海外旅行」「国内旅行」「家族旅行」「温泉旅行」など、旅行関連のキーワードが最も多く見られた。また、「外食」「趣味」「投資」「貯蓄」などの回答も見られた。

ロイヤリティマーケティングは「物価高を背景に節約や生活防衛の意識が高まる一方で、生活者の中には、旅行や外食、趣味などにお金を使いたいという本音がある」と推測している。

物価高の影響8割が実感。節約術上位は「特売の活用」「代替品の選択」「ポイ活」
物価高騰の影響がなければ、本当はやりたいこと・お金を使いたいこと(自由回答)

調査概要

  • 調査方法:インターネット調査(「Pontaリサーチ」調べ)
  • 調査期間:2026年6月8日~15日
  • パネル:「Pontaリサーチ」会員(Ponta会員で「Pontaリサーチ」の会員登録をしているユーザー)
  • 調査対象:国内在住の20~60代1000人
あなたのまわりの「スゴい人」を表彰します! 第4回 ネットショップ担当者アワード 募集中

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る

企画広告も役立つ情報バッチリ! Sponsored

エージェンティックサーチ時代のEC戦略。なぜ今、検索とUGCの強化が不可欠なのか 7:00 BtoB-ECの収益を決めるリピート率はどう伸ばす? チャネルトーク×ZETAが明かす「検索×AIチャット」を活用した業務自動化とCX向上 10月5日 8:00 「売上増」と「利益率改善」をどう両立する? 世界153社のデータから見るAIエージェント時代のEC戦略が学べる資料【PDFを無料提供】 10月2日 7:00 カゴ落ち率を改善する3ステップ・アクションプラン。広告費を増やす前にふさぐべき、ECサイト最後のバケツの穴「決済承認率」改善方法 9月29日 8:00 【海外事例4選】BtoBコマースの新潮流とは? マーケットプレイス活用と「エージェンティックコマース」への備え 9月28日 7:00 CVR改善と不正利用対策を両立。美容家電の公式ECに学ぶ「Amazon Pay」導入の実際 9月10日 8:00 顧客の8割は「なんとなく」離脱する。ECリピート売上を最大化する7つの鉄板シナリオをアクションリンクが公開 8月3日 7:00 ストア評価2.5→3.8へ! 三陽商会の「SANYO公式アプリ」、リニューアル成功の裏側とOMO戦略 7月29日 8:00 決済承認率15%改善、不正率ほぼゼロを実現。「and ST」が導入したRiskifiedの網羅的な不正対策アプローチ 7月14日 7:00 ECビジネスに有効! リピート促進や顧客満足度向上に直結する「LINE通知メッセージ」とは? 6月22日 7:00