松原 沙甫[執筆] 5/9 9:00

LINEヤフーの2024年3月期連結業績におけるeコマース取扱高は前期比2.0%増の4兆1954億円だった。

eコマース取扱高のうち、国内物販系の取扱高は前期比1.7%増の3兆380億円だった。BtoB通販のアスクルや、ファッションECモール「ZOZTOWN」の取扱高増加が寄与した。

国内物販系取扱高の内訳は、「Yahoo!ショッピング」「LINEギフト」「ZOZOTOWN」「LOHACO」などによるショッピング取扱高が同1.7%減の1兆6658億円。2022年10-12月期(第3四半期)から四半期ベースで5四半期連続のマイナス成長が続いてきたが、2024年1-3月期(第4四半期)に前年同期比8.2%増の4231億円とプラス成長に転換。「国内ショッピング取扱高は底打ち」(LINEヤフー)と説明している。

「Yahoo!オークション」「Yahoo!フリマ」「ZOZOUSED」によるリユース事業の取扱高は前期比1.5%増の1兆11億円、その他(物販事業)の取扱高は同23.4%増の3710億円だった。

「一休.com」「Yahoo!トラベル」「Yahoo!ロコ」「出前館」などによる国内サービス取扱高は同4.8%増の6429億円。

LINEヤフーの2024年3月期連結業績におけるeコマース取扱高
主要サービスの取扱高と成長率の推移(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

なお、LINEヤフーの2024年3月期連結業績における売上収益は、前期比8.5%増の1兆8146億6300万円、営業利益は同33.8%減の2081億9100万円、当期純利益は同26.5%減の1390億7300万円。コマース事業による売上収益は同3.6%増の8215億円となっている。

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