中川 昌俊 2014/12/18 16:30

三井住友カードとベリトランスは12月15日、日本のECサイトで商品を買いたい海外ユーザーの購入を代行するサービスを開始した。ECサイトは無料でサービスを導入できる。円安の影響で日本のECサイトで購入する海外ユーザーが増えているが、海外配送など面倒な部分も多く、海外からの注文に対応していないECサイトも多い。購入代行サービスを展開することで、簡単に海外へ販売できる環境を用意し、海外向けECの促進を図る。

新サービスの名前は「BuySmartJapan(バイスマートジャパン)」。中国語(簡体字・繁体字)・英語・韓国語・日本語の4言語に対応し、120の国と地域に海外配送する。

ECサイトは海外ユーザーが購入代行できる旨のバナーをサイトに掲載するだけで、海外販売への対応が可能になる。バナーをクリックすると、IPアドレスで判別した最適な言語で表示された購入代行依頼フォームへ遷移。必要な情報を入力して送信すると、運営事務局から現地語に対応したショッピングページが送られる仕組み。

ユーザーはそのページで通常のショッピングと同じように買い物をすると、運営事務局が買い物を代行。事務局に届いた商品を購入者に発送するという仕組みとなっている。

決済手段は、銀聯をはじめ各種国際ブランドカードに対応しており、消費意欲旺盛な中国消費者の顧客化も支援する。

ECサイトの導入費用は無料。運営事務局は購入者から、代行手数料として購入代金の10%と1件当たり200円の手数料を徴収する。

同サービスは、すでにドラッグストア「ウエルシア薬局」の総合通販サイト「ウエルシアドットコム」が導入しているほか、多くのECサイトで導入が始まっているという。年度内に100サイトの導入を見込む。主に、三井住友カードがECサイトへの営業案内を行い、ベリトランスが運営を行っていく。

「バイスマートジャパン」のスキーム図

「バイスマートジャパン」のスキーム図
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