20代の9割は商品の購入検討時に最安値をチェックする、SMBCコンシューマーファイナンス調査
SMBCコンシューマーファイナンスは12月10日、「20代の金銭感覚についての意識調査 」を実施しその結果を公表、20代の9割は商品の購入検討時に最安値をチェックする傾向があることがわかった。
SMBCコンシューマーファイナンスは、20代がお金の使い方に対し、どのような考えを持っているのか調査。「購入検討する際、同じ商品群・サービスの中で“最安値”のものは必ずチェックする」について、「そう思う」(「非常に」「やや」の合算)と回答した人は90.3%にのぼった。
「非常にそう思う」は49.3%、「ややそう思う」は41.0%。「そう思わない」は9.7%だった。
男女別に見ると、男性は46.6%が「非常にそう思う」と回答し、「ややそう思う」は42.4%。女性では52.0%が「非常にそう思う」と回答し、39.6%が「ややそう思う」と答えた。
SMBCコンシューマーファイナンスは、20代が最安値チェックする傾向について「最安値のチェックは当然の行為で、堅実な消費スタイルを持った若者像がイメージできる」としている。
一方で20代の消費者は常に“最安値”を選び、節約を優先させているわけではないようだ。「“少し背伸びして、良いもの(好きなもの・欲しいもの)にお金をかけること”に喜びを感じる」との設問に対しは、「そう思う」に68.6%が回答した。
SMBCコンシューマーファイナンスはは「最安値を把握していても、自身が良いと感じたものならば、多少割高であっても手に入れるし、その行為に喜びを感じる、という20代が多数派である」とまとめている。
「多少高くても、社会のためになる活動をしている企業の商品・サービスを購入したい」という問いには、46.1%が「そう思う」に回答。一方、53.9%が「そう思わない」と回答している。
「“社会のためになる企業の利益に繋がる購買”を優先したい」という20代は2人に1人の割合で、「エシカル(倫理的)な消費スタイルの20代も珍しくない」としている。