ポスト投函できる小荷物を1個120円で配送。セイノーグループが始める通販・EC向けの新サービス「コニポス」とは

セイノーグループの配送インフラを活用したサービスを通じて、近年の人件費や物価の上昇の影響に伴う物流費の高騰といった通販・EC事業者の課題の解決に挑戦していくという

瀧川 正実

2023年7月3日 8:30

セイノーホールディングスの100%子会社でメール便事業などを手がける地区宅便は7月1日から、ポスト投函できる小荷物を1個120円でポスト員配送するサービスを始めた。

サービス名称は「コニポス」。各家庭のポストに投函できる小さいサイズの通販・ECの荷物を、グループ約1万人の配達員が配送する。まずは、1都3県(東京、神奈川、千葉、埼玉)に特化して「業界唯一無二のローコストオペレーションを提供する」(セイノーホールディングス)と言う。将来的には1都3県以外への拡大も検討している。

「ポスト投函できる小荷物」は、3辺合計が60cm以内、長辺34cm以内、厚さ3cm以内。重量は300gまで。リードタイムは5日間。「コニポス」を利用する企業は、地区宅便の発送拠点である城北配送支店(埼玉県朝霞市)に荷物を納品する必要がある。

地区宅便はメール便に特化した環境負荷の低いGreen配送ネットワーク(地域密着細分化により効率化された徒歩、自転車による配達組織)を抱えている。Green配送の配達員は約1万人。このネットワークを活用し、40年間の配送業務で培った追跡システム・配送管理ノウハウを、「ポスト投函可能な小荷物」に広げた。

なお、2023年12月31日までをプレセールス期間と位置付けており、1個あたり120円(税抜)での提供は期間限定としている。

※記事初出時にタイトルと本文のサービス名に誤りがありました。修正しお詫び申し上げます。

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