企業が選ぶ2023年を表す漢字は「変」がトップ、「耐」「忍」「高」「乱」が続く
「変」を選んだ理由について、異常気象や物価高騰、ロシア・ウクライナ、中東情勢、政治など正常な状態でないことが多過ぎたことをあげている
2023年の事業活動を象徴する漢字は「変」――。帝国データバンクがこのほど、2023年の事業活動を表す漢字についての調査結果を発表した。
アンケート調査は11月10~14日にインターネットで実施、有効回答企業数955社。内訳は大企業125社、中小企業830社。
「変」を選んだ理由について企業からは、「生活や働き方改革、人手不足、物価上昇など、世の中が急激に変化している」(建設)、「変革の変。DXなどにより時代の変化のスピードが速い」(不動産)といった意見があがり、変化や変革の年と捉えたとしている。
2位は「耐」、3位は「忍」。「原材料価格などの高騰が継続することに対して耐え忍ぶ年だった」(機械製造)、「コロナは収束したものの、円安や国際情勢、人手不足など先行きが見えないのが率直な思い。何とか耐え忍んだ1年だった」(専門サービス)などの声が寄せられた。
4位は「高」。「物価、原材料、燃料費、人件費など全てにおいて高騰しており“高”を選んだ」(飲食料品・飼料製造)といった声があがった。
5位は戦乱や混乱、乱れを表す「乱」。「国際社会、政治、経済、社会などさまざまな面で秩序や規範が乱れた」(鉄鋼・非鉄・鉱業)という声があった
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