LINEヤフーは4月23日、「Yahoo!フリマ」「Yahoo!オークション」において、不正な買い占めや転売による取引環境の混乱を防ぐ目的で「転売対策ポリシー」を策定したと発表した。
出品行為を一律に禁止するのではなく、取引環境への影響に応じて必要な範囲で出品制限などを行う。たとえば、希望小売価格(定価)を超える価格での出品の制限、慢性的な商品不足・発売時期の需要集中などの状況に応じた長期または短期の出品制限などをあげている。
対象商品や制限の内容・期間は指定するページで公表し、市場動向を踏まえて適宜見直しをする。
今回策定した「転売対策ポリシー」では、次のような状況が認められる場合、または同様の状況が生じる可能性が高いとLINEヤフーが判断した場合に、総合的に判断し対策を行う。
- 個人で利用する範囲を超え、利益を目的として商品を大量に購入する「不正な買い占め」による転売が行われている場合
- 不正な買い占めにより商品が不足し、購入したいユーザーが適正な価格で商品を入手しにくい状況が見られる場合
- 商品を製造・販売する事業者による注意喚起や販売方法に反する形で取引が行われている場合
- 混乱が当該商品市場にとどまらず、関連する市場全体に広がるおそれがある場合
ポリシー策定の背景
近年、発売直後を中心に需要が集中し、一部の不正な買い占めや高額転売により、ユーザーが適正な価格で商品を購入しにくい状況が問題となっている。購入機会の不公平や取引価格の高騰、混乱を招くなど、取引環境全体に影響を及ぼしているため、LINEヤフーは一貫性と透明性のある対応として今回のポリシーを策定した。
これまでの取り組み
「Yahoo!フリマ」「Yahoo!オークション」が多くのユーザーに利用されるなか、LINEヤフーでは従前から、不正な買い占めや高額転売に対する個別の対策を行ってきた。具体的には、2025年11月には新作ゲームソフト、2026年1月には一部のプラモデルを対象に、メーカー希望小売価格を超える価格での販売を一定期間禁止する取り組みを実施した。
「Yahoo!フリマ」は累計ダウンロード数3000万(2025年8月時点)、「Yahoo!オークション」は国内最大級のネットオークションサービスとして多くのユーザーに利用されている。

