米国で世界共通アプリ「メルカリ グローバルアプリ」をスタート。「メルカリ」「メルカリShops」の商品を海外展開

日本製品の購入拡大やエンタメ・ホビー領域の伸長を背景に米国市場へ進出する。「US版メルカリ」との両輪で顧客獲得をめざす

大嶋 喜子[執筆]

7:00

メルカリは米国時間の6月17日、米国で世界共通アプリ「メルカリ グローバルアプリ」の提供を開始した。日本の「メルカリ」と「メルカリShops」の商品を海外から閲覧・購入できる「メルカリ グローバルアプリ」は、台湾と香港に続く3か所目。

米国のユーザーは「メルカリ グローバルアプリ」を通じて、日本の「メルカリ」と「メルカリShops」の商品を閲覧・購入できるようになる。言語や決済、複雑な手続きなど越境取引の課題を解消し、安心・安全な購入環境を提供する。「メルカリShops」の出品企業は、米国へと販路を拡大できる。

主な強みや特長は、日本の正規品や希少性の高い商品在庫への直接アクセス、「全品検品」の実施や配送追跡機能の搭載、配送中の破損・紛失時の補償サービスを付帯していることなど。また、外部の購入代行業者を介さず「日本版メルカリ」から購入できるため、「US版メルカリ」から「日本版メルカリ」の商品を購入する場合と比べ、お得に購入できるようになるという。

また、2025年9月から「全品検品」の導入だけでなく、決済から配送状況の追跡までの全プロセスがアプリ上で完結する一気通貫のUXへアップデート。今後は、鑑定基準をクリアした商品のみ受け取れるオプションサービス「あんしん鑑定」機能、オークション機能、予約注文機能、エンターテインメントやゲーム要素を取り入れた機能を順次導入する予定。

米国で世界共通アプリ「メルカリ グローバルアプリ」をスタート。「メルカリ」「メルカリShops」の商品を海外展開
「メルカリ グローバルアプリ」表示イメージ

越境取引事業について

メルカリは2014年に米国拠点Mercari, Inc.を設立し、米国内のCtoC取引を中心とした「US版メルカリ」の提供を開始した。2019年には越境EC事業者との連携を通じた越境取引事業を開始し、流通総額は過去3年で15倍以上、年間900億円を超える規模に拡大。グローバル展開を中期的な経営戦略の柱として位置づけ、越境取引体験の強化を進めており、2025年9月には世界共通のプラットフォーム「メルカリ グローバルアプリ」の提供を台湾と香港で開始した。

また、2025年12月には国内最大級の在庫を有するエンタメ・ホビー専門企業「駿河屋」と資本業務提携契約を締結。エンタメ・ホビー領域における日本最大級の品ぞろえと、安心・安全な取引環境を実現している。

メルカリは、越境取引事業における取引金額・取引件数ともに2位を占める米国市場での成長を起点に、「メルカリ グローバルアプリ」を2028年までに50以上、中長期的には100以上の国と地域に拡大し、グローバル展開を加速する。

米国市場へ進出する背景

経済産業省の調査によると、2024年における米国からの日本製品の購入は約1.6兆円、前年比8.0ポイント増で、日本・米国間における越境ECの市場規模は拡大し続けているという。また、米国のコンテンツ市場は世界最大規模の90兆円超となっており、関連市場も成長が見込まれている。

メルカリは2024年8月より、「US版メルカリ」から「日本版メルカリ」の商品を直接探して購入できる機能「Mercari × Japan」を開始。近年はトレーディングカードを中心にエンタメ・ホビー領域が好調に伸長しており、メルカリの越境取引においても、米国は取引金額・取引件数ともに2位の重要な市場となっている。

また、日本文化の世界的な人気の高まりを受け、日本発の正規品・希少品へのニーズが高まっており、特に高価格帯の商品では「配送が安心・安全であること」がより重要となっている。

今回、「メルカリ グローバルアプリ」の提供を開始することで、「US版メルカリ」との両輪で需要によりフィットした体験を提供し、さらなる顧客獲得をめざす。あわせて、「Mercari × Japan」として提供していた越境取引機能は今後「メルカリ グローバルアプリ」へ統合する。

ローンチを記念したキャンペーンを実施

「メルカリ グローバルアプリ」のローンチを記念し、米国のユーザーを対象としたキャンペーンを実施する。期間は2026年6月18日~7月5日。初回購入限定30%OFFクーポン(上限25ドル)、トレーディングカードカテゴリ限定25%OFFクーポン(上限20ドル)、全カテゴリ対象20%OFFクーポン(上限15ドル)の最大3枚のクーポンを利用できる。


「メルカリ グローバルアプリ」のローンチを記念してキャンペーンを実施する
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