マツキヨココカラ&カンパニー、化粧品販売のジョンマスターホールディングスを買収

マツキヨココカラ&カンパニーが、プレミアムコスメブランド「john masters organics」を展開するジョンマスターホールディングスを買収する。1.7億超の顧客接点、3600店舗超の流通網、データ基盤と、ブランド力や商品開発力を掛け合わせ、ヘルス&ビューティ領域の強化を進める。

鳥栖 剛[執筆]

8月27日 7:00

マツキヨココカラ&カンパニーは8月24日、子会社のMCCマネジメントを通じて、化粧品販売のジョンマスターオーガニックグループを擁するジョンマスターホールディングスの全株式を取得し、子会社化すると発表した。株式取得日は9月7日の予定。

マツキヨココカラ&カンパニー、化粧品販売のジョンマスターホールディングスを買収
「john masters organics」のECサイトのトップ画面(画像は編集部がキャプチャ)

プレミアムコスメブランドとしてのジョンマスターオーガニックグループのブランド力と、マツキヨココカラが持つ1.7億超の顧客接点、3600店舗超の流通インフラ、データ基盤を掛け合わせ、ヘルス&ビューティ領域の強化を進める。

子会社化するジョンマスターオーガニックグループは、オーガニック・ナチュラルコスメの企画開発・販売を手がける。首都圏を中心に36店舗を展開している。2025年9月期の売上高は46億5200万円。プレミアムコスメブランド「john masters organics」を中心に、直営店などの実店舗に加え、自社ECやオンライン販路でも商品を販売している。

今回の買収は、マツキヨココカラが掲げる「連合体構想」の一環となる。ドラッグストア・調剤薬局を中核事業としながら、独自のブランド価値や強みを持つ企業との連携を進め、グループ全体の成長につなげる方針。ジョンマスターオーガニックがこれまで培ってきたブランド価値を生かしながら、グループの事業基盤を組み合わせる。

マツキヨココカラは、「john masters organics」の「圧倒的なブランド力」と「高い製品開発力」に、同社が持つ大規模な顧客基盤、店舗網、データ基盤などを掛け合わせることで、プレミアムコスメ市場における新たな付加価値や顧客体験の創出をめざす。

ジョンマスターオーガニックグループ側も、今回の買収を「新たな成長機会」と位置付ける。これまで培ってきたブランド価値を維持しながら、マツキヨココカラグループの事業基盤やネットワークを活用し、商品開発力の強化、サプライチェーンの高度化、新たな顧客接点の創出などに取り組むとしている。

株式譲渡後も、ジョンマスターオーガニックグループは代表取締役社長の大滝雄一郎氏を中心とする現体制を維持する。既存の商品・サービス、店舗、ECなどで提供しているブランド体験も引き続き継続する方針だ。

マツキヨココカラは「連合体構想」について、画一的な統合を進めるのではなく、参画企業がこれまで培ってきたブランド価値や企業文化を尊重・承継する考えを示している。今回の買収でも、ジョンマスターオーガニックの独自性を維持しながら、マツキヨココカラの顧客基盤や店舗網、データなどを活用して成長を後押しする考えだ。

なお、今回の買収における取得価額は非開示。マツキヨココカラは、2027年3月期の連結業績に与える影響については軽微としている。

あなたのまわりの「スゴい人」を表彰します! 第4回 ネットショップ担当者アワード 募集中

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る

企画広告も役立つ情報バッチリ! Sponsored

BtoB-ECの収益を決めるリピート率はどう伸ばす? チャネルトーク×ZETAが明かす「検索×AIチャット」を活用した業務自動化とCX向上 10月5日 8:00 「売上増」と「利益率改善」をどう両立する? 世界153社のデータから見るAIエージェント時代のEC戦略が学べる資料【PDFを無料提供】 10月2日 7:00 カゴ落ち率を改善する3ステップ・アクションプラン。広告費を増やす前にふさぐべき、ECサイト最後のバケツの穴「決済承認率」改善方法 9月29日 8:00 【海外事例4選】BtoBコマースの新潮流とは? マーケットプレイス活用と「エージェンティックコマース」への備え 9月28日 7:00 CVR改善と不正利用対策を両立。美容家電の公式ECに学ぶ「Amazon Pay」導入の実際 9月10日 8:00 顧客の8割は「なんとなく」離脱する。ECリピート売上を最大化する7つの鉄板シナリオをアクションリンクが公開 8月3日 7:00 ストア評価2.5→3.8へ! 三陽商会の「SANYO公式アプリ」、リニューアル成功の裏側とOMO戦略 7月29日 8:00 決済承認率15%改善、不正率ほぼゼロを実現。「and ST」が導入したRiskifiedの網羅的な不正対策アプローチ 7月14日 7:00 ECビジネスに有効! リピート促進や顧客満足度向上に直結する「LINE通知メッセージ」とは? 6月22日 7:00 欧米トップ企業はなぜマーケットプレイス化を急ぐのか? BtoB企業の競争力を高める新潮流 4月21日 7:00