年商規模で見る売上を伸ばしている企業の特長は? 年商5~10億円企業はCVRが全体の3倍超【W2の調査】
W2がEC事業者567社のデータを分析したところ、売り上げを伸ばした企業では定期購入会員数や新規ユーザー数の増加が目立った。特に年商5〜10億円企業ではCVRが全体の3倍超となり、会員基盤とリピート売上の強さが浮き彫りになった。
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ECプラットフォームを展開するW2は8月25日、EC事業者567社のデータをもとに、年商規模別のCVR(購入率)や会員数、リピート購入割合など16指標を分析した調査資料「EC実態調査2026」を公開した。調査では、売り上げを伸ばした企業で定期購入会員数や新規ユーザー数の増加が目立ったほか、年商規模が大きい企業ほど会員基盤やリピート売上の強さが表れる結果となった。

調査は、2025年と2026年の同一企業567社を対象に、各年1~6月の半期実績データを集計したもの。年商水準別に「5~10億円」「1~5億円」「1000万~1億円」の3グループと全体の4区分を設定し、売り上げ、受注件数、平均購入金額、CVR、会員数、定期購入会員数など16指標を分析した。
継続購入の基盤となる定期購入会員数は、全体平均で前年比20.9%増加した。なかでも、前年より売り上げを伸ばした年商5~10億円企業では43.7%増と、全体を大きく上回った。単発購入から定期購入へ誘導することで、継続的な売り上げにつなげる動きが、売上成長企業で進んでいることがうかがえる。

集客面では、新規ユーザー数が全体平均で前年比22.6%増加した。特に、売り上げを伸ばした年商1~5億円企業では、広告流入数が前年比40.7%増と大きく伸長。広告投資による新規顧客の獲得が、売上成長を支える要因の1つとなっている。

年商規模が大きい企業では、サイト内での購入につながりやすい傾向も見られた。年商5~10億円企業のCVR中央値は10.69%。全体の中央値3.23%に対して3倍超の水準となった。リピート購入割合も78.3%と、全体の72.9%を上回っている。W2は、この差の背景として会員基盤の大きさをあげている。

また年商5~10億円企業では、1訪問あたりのPV数も6.49と、年商1000万~1億円企業の3.72を上回った。関連商品などを通じてサイト内を回遊させ、購入につなげる導線設計も、売上規模の大きいEC企業の特徴の1つとなっている。

