「ZOZOTOWN」開設10周年でアパレルなど2億円分を無料で販売、スタートトゥデイ
22日夕方から販売開始し、23日未明には2万点が完売
スタートトゥデイは4月22日、ファッションECサイト「ZOZOTOWN」の開設10周年記念として、約2万点、総額2億円相当の商品を無料で販売する企画を行った。22日の夕方から販売を開始し、23日未明にはすべての商品が完売した。スタートトゥデイでは今後も10周年記念企画を随時行っていきたいとしている。
ワンピース、シャツ、バッグ、ファッション小物などさまざまな商品を、送料を含め無料で販売。商品は1人1点までしかカートに入れられない仕組みとしたため、約2万人が購入した。
「ZOZOTOWN」のメールマガジン、ツイッター、LINEなどでも告知を行わなかったこともあり、ネットでは「システムエラー?」「商品がちゃんと届くんだろうか」などの声があがっていたという。
23日の朝にトップページでサプライズ企画だったことを発表。「10年間の感謝の気持ちを込めて約2万点、総額2億円相当の商品を昨晩からこっそり0円で販売しておりました。毎日サイトに来てくれるお客さまへのサプライズプレゼントです」と告知している。
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あえて告知せずに無料で販売する方法は、ツイッターやLINEなど個人間の情報伝達手段が進んだ現在ならではのマーケティングで、うまいやり方だと思う。
アパレルの場合、シーズンが過ぎた在庫は不良在庫となる。そのため、無料で提供しても、実質的にはそれほど大きな損失ではない。「何か面白いことをやってくれる会社」というプラスのイメージも付き、サイトを毎日訪問してみようというユーザーも確実に増えるだろう。費用対効果の高いマーケティングになったのはではないか。