中川 昌俊 2015/4/23 13:00

ECコンサルティングなどを手がけるネットショップ総研は4月22日、催事支援事業を展開する催事市場が実施した第三者割当増資を引き受け、催事市場と資本業務提携した。ネットショップ総研は食品ECのコンサルティング事業が得意分野にしており、食品EC事業者向けに催事などを開催できる環境を整えることで、売り上げ拡大や知名度アップにつなげていく。

食品EC企業の場合、催事との相性が高いといわれている。たとえば「楽天市場○○ジャンルで1位獲得」などのキャッチコピーを出すことで信頼感が高めることができ、普段はネットでしか買えないといった限定感を打ち出すことができる。

ただ、催事展開を行うには展開場所の責任者とのコネクションがなければ難しいため、催事を展開しているEC事業者は少なかった。

ネットショップ総研は催事市場との資本業務提携で、新商品のテストマーケティングの場として、クライアントに百貨店・デパート・エキナカといった催事スペースを提供。催事での売り場作りや販売員の手配などをサポートし、催事での売り上げ拡大につなげる。

また、催事を利用した顧客へネットでリピート購入してもらうためのノウハウも提供する。

催事現場での販売員体験を新人研修にする教育支援も実施。催事市場が掲げる「一期一会のおもてなし」をEC支援業にも活用する。

催事市場ではこれまで、松屋銀座本店や西武百貨店池袋店といった百貨店のほか、ecute品川、ラゾーナ川崎など人通りの多い催事会場、東急線目黒駅構内などの駅ナカでも催事を開催している。

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