DIYの体験ができる2店目の実店舗、大都が「二子玉川ライズ S.C.」に4/24オープン
DIY用品のECを手がける大都は4月24日、DIY用品を販売する実店舗「DIY FACTORY FUTAKOTAMAGAWA」(DIY FACTORY 二子玉川店)を東京・世田谷区の新商業施設「二子玉川ライズ・ショッピングセンター・テラスマーケット」にオープンする。2014年4月に開設した大阪店に続いて2店舗目。
大阪の「DIY FACTORY OSAKA」では取引先であるメーカーの協力のもと、実店舗をオープン。販売のほか、商品を実際に使ってDIYを楽しむ体験教室などを展開している。
「DIY FACTORY 二子玉川店」のビジネスモデルも大阪店と同様、メーカーの協力のもと実店舗事業を展開。メーカーの商品を使って体験を行う「ショールーム」、DIYを楽しむための「ワークスペース」などを用意した。
東京店オープンに先立ち、4月21日にお披露目会を実施。山田岳人社長は次のように語った。
DIYファクトリーの2号店目。昨年4月に初めての実店舗をオープンし、たくさんの方にお越しいただける店になった。日本ではDIYという業態は文化になっていないので、しっかりとした文化にしていきたい。当社のビジョンは『つくる楽しさを、未来へつなげたい。』。子供たちにモノ作りを教えていくこと。壊れたら自分で直すとか、しっかり伝えていくのが僕らのミッションだと考えている。しかし、インターネットだけでは実現できない。それをかなえるのが実店舗だった。1年くらいで700くらいのワークショップをやった。これも、僕たちだけではなく、メーカーさんに小スペースを提供するといった形式でメーカーさんに協力をいただき、実店舗が出せている。創業78年になるが、先代からの思いを受け継いで、DIYを日本で本気で広げていきたい。
「二子玉川ライズ」では楽天が4月24日、「二子玉川ライズ・ショッピングセンター・テラスマーケット」に「楽天カフェ」をオープンする。また、夏までに本社を「二子玉川ライズ・タワーオフィス」に移転する予定となっている。
大都は1952年設立。2002年にECサイトを開設し、2009年からロングテール戦略を進めて業容を拡大。現在は日本最大級のDIYツールのECサイトを運営している。楽天ショップ・オブ・ザ・イヤーのDIY大賞などを受賞している。
DIYを利用するユーザーは年々増加しているが、国内工具メーカーの商品の売り場面積は少なくなり、消費者が手に取れる機会が少なくなってきている。市場の拡大による潜在顧客の獲得、国内工具メーカーが販売する商材の認知向上と販路拡大といった課題を解決するため、実店舗展開を進めている。